いかがお過ごしですか?
このブログを訪れて下さって
ありがとうございます。
今日は親族中が全員
おばあちゃんの介護をしたがったという、
そんなお話を聞いた時のことを
書きたいと思います。
目次
人気者のおばあちゃんを奪い合う
これは 私の経験です。
私が以前 介護の辛さを
時々愚痴っていた時に、
ある友達が
自分のおばあちゃんのこんな話をしてくれました。
独り暮らしだけれど、料理が上手で
親族の者全員に愛され、
人気者のおばあちゃん。
そのおばあちゃんが倒れて
入院してしまいました。
親族中が
「おばあちゃん、私と暮らして!」
「だめだよー。
うちは子どもも独立したから
私と一緒にくらそうよ。」
「一番家が近い僕と一緒にくらそうよ。
週1でお友達の家に連れて行くよ。」
みんなでおばあちゃんの奪い合いに
なったそうです。
毎日毎日お見舞いの人で大混雑で、
みんながおばあちゃんの介護を
したがったそうです。
ありがとうありがとう
ベッドに寝ながらも おばあちゃんは
「ありがとう、ありがとう。」
とにこにこ。
最後に病院で亡くなる時は
「みんなに花束を贈ります」
と言って 無くなられたそうです。
自分の親族は
介護を嫌がる人はいなかった、
むしろ素敵なおばあちゃんを
引き取りたい人ばかりだった、
と友達は言っていました。
心がささくれていた私
本来ならほっこりする話かもしれません。
でも、
その時自分の父親の介護のことで
心のささくれていた私は、
こう訪ねました。
「おばあちゃんはいつ亡くなられたの?」と・・・・。
「それがね、入院してそのまま、
1週間くらいで
死んでしまったんだー。」
と悲しそうに友人は言いました。
ほんとにごめんなさい。
私はその時、
「やっぱり・・・」と思いました。
介護の辛さは・・
自分の祖父母や親を介護する辛さは
長い長い年月、
相手がどんどん壊れていくところを見ること。
自分の記憶の中のその人と
今現在のその人との落差に
心をすり減らすことです。
亡くなる1週間前まで
自立して暮らし
人格が壊れなかったおばあちゃんの介護を
全員がしたがるのは
当たり前だと思いました。
優しかったおばあちゃんや
しっかりしていた父や母が、
病気や老いのせいで
意思の疎通のできない別の人格になってしまうから
辛いのです。
友達が悪かったわけではない。
大好きなおばあちゃんの話をした友達が
悪かったわけではありません。
彼女にはその時
介護の経験がなかったのです。
何の気なしに、思いついたまま
大好きだったおばあちゃんの
思い出を喋っただけです。
けれど それを聞いて
私の心の中には
何か苦々しい、鉄臭いような
重い気持ちが込み上げました。
「経験も無いのに
綺麗ごとを言わないで!」
と考えたような気がします。
介護で疲れていた私は
友達のことを
悪く思ってしまいました。
そして少し嫌いになりました。
友達は悪くありませんでした。
その時の私の心が
コンクリートに擦り付けられた様に
傷だらけだったのです。
本当に申し訳ないことでした。
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