子育てで後悔する 彼岸花の思い出

子育て

いかがお過ごしですか?

私のお友達 S子さんの

子育ての

思い出を書いてみます。

 

S子さんは64才。

40年前、

女の子を授かりました。

 

目次

大好きなママへプレゼント

娘さんが

幼稚園の時の事です。

 

近所のお友達のお家から

帰って来た娘さんが・・

 

「ママーッ! ほら!

 ママにプレゼント!」

と言って

赤い彼岸花を差し出しました。

 

彼岸花には毒がある・・

私も母からそう

教わって来ました。

「だから、触っちゃダメよ」と。

 

 

S子さんは

娘さんの可愛らしい手に

毒の有る彼岸花が握られているのを見て

慌てました。

 

思わず、

「バカ!

 早く捨てて来なさい!!」

と叱ってしまいました。

 

ママの笑顔を思いながら摘んだ花

その話をしながら

S子さんは

目を赤くしました。

 

「折角、

 私に摘んできたお花を

 捨てて来なさいって・・」

 

そう言ってティッシュで

目頭を押さえました。

 

30年以上前の事を

未だに後悔して

いらっしゃいます。

 

子育て中には

そんな事、有りますよね。

 

私にも有ります。

子供が心配過ぎて

咄嗟に怒ってしまう様な事。

 

 

その時、娘さんはきっと

悲しかったでしょう。

 

S子さんも娘さんの心を

踏みにじった事が分かるから

ずっと後悔しているのです。

 

「わあ、綺麗ねえ。」

と言って、 

1度受け取れば良かった・・

 

そう思って、

30年以上前の

その出来事を忘れられずに

いるのです。

 

頑張って来たのだから

そうですよね、

確かに彼岸花については

失敗したかも知れません。

 

でも、大丈夫です。

神様じゃないんだから

誰でも失敗は有ります。

 

何度も何度も子供を罵る親、

子供の意思を認めず

振り回す親、

子供をいつも放っておく親・・

 

S子さんはそんな親では

ありません。

 

子供の事を思い、

つい「バカ」

と言ってしまったのです。 

 

娘さんは

その時は確かに

悲しかったと思います。

 

でも

S子さんが子供を大事に思う気持ちは

何十年もかけて

ちゃんと伝わっています。 

 

自分の子育てを思い出して

胸が締め付けられるような

失敗の1つや2つは

どの親にも有ります。

 

 

娘さんの反抗期にも耐えた

S子さんの子育ては、

プラスマイナスで言えば

ちゃんとプラスで終わり・・

 

穏やかな娘さんに育ちました。

 

今、その娘さんも

子育てをしておられます。

 

S子さんは

よく頑張って来られました。

子育ては

大事業です。

 

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