いかがお過ごしですか?
まだ2才だった姪っ子が
私に教えてくれた事が
有ります。
目次
可愛い姪っ子
私は
なかなか子供に
恵まれませんでした。
検査もしたけれど
これと言った不妊の理由も
見つからなかったのです。
そんな時、
姪っ子が生まれました。
主人と私は
可愛い姪っ子を時々預かり
子育てごっこのような事を
していました。
1才半を過ぎると
姪っ子はママが居なくても
私達夫婦の所で
へっちゃらで過ごすようになりました。
ある日
私達は姪っ子を
家の近所のプールに
連れて行きました。
彼女は1日中
とても機嫌良く
過ごしてくれました。
それが1才8か月の頃の事です。
発語が遅い?心配でたまらないママ
2才過ぎてから
義姉は姪っ子が
言葉を喋らないと
心配し始めました。
子供の成長は
千差万別です。
けれどママとしては
どんな小さな事でも
心配になるのです。
友達の息子さんの場合
私の友達の息子さんは
もうじき3歳になるのに
2語しか言葉を喋りませんでした。
その2語とは、
「おほほ」(おばあちゃんの事)と
「かんかん」(踏切の事)です。
私も正直、ちょっと遅いな、
とその時思いました。
何故かと言うと
私の友達もその旦那さんも
超高学歴で、
2人の子供なら
きっと頭も良いはずだ、
(だから喋り始めも早いはず)
と私は思っていたからです。
電車のおもちゃで
「かんかん、かんかん」と言って
遊ぶ子を見て、
「体は大きいのに
お喋りが遅いな」
と思いました。
ところが私が1か月後に
その男の子に出会うと
ぺらぺら喋っているのです。
たった1か月で!
それも、
「ボクの方が 〇〇ちゃんよりも
背が大きい、えーと・・
(首を左右に振って、しばらく考える)
背が高いから・・」
などと言うのです。
「天才か!?」
と思いました。
その子は
言葉のインプットが完全に終わるまで
アウトプットしなかったのだと
思います。
よく、
「歩き始めの遅い子は
転ばない」と言いますね。
「歩けない」のではなく
「用心深い」のです。
言葉の喋り始めも
一緒なんですね。
姪っ子が喋り始めて、驚いた事
さて、姪っ子の話ですけど・・
義姉の心配をよそに
2才半を過ぎると
ポツポツと喋るように
なってきました。
そんな頃、
驚いた事がありました。
私と主人で1年前、
姪っ子を連れて行ったプールの横を
自動車で通った時の事です。
「あ、ここ、行った!!
おぃたんと、
おばたんと!!」
と姪っ子が叫んだのです。
「!?」
私と主人は顔を見合わせました。
覚えてるなんて
思ってもいなかったのです。
しかも我が家から
そのプールに行く
道順も
姪っ子は覚えていました。
1才8か月の時
姪っ子はお喋り
できなかったから・・
「記憶なんて残ってない」
私はなんとなく
そう思っていました。
でも彼女は
1年前に私達と
プールに行った事を、
はっきり覚えていたのです。
赤ちゃんは、
体が小さくても
言葉が喋れなくても・・
「いろんな事が
分かっている」
「どんなに小さな子でも
その子の能力を
軽んじてはいけない」
そう思った出来事でした。
神様から預かった大事な宝
最後に・・
畏れ多い気もしますが
美智子皇后が
お若い頃の御歌を
載せさせて頂きます。
『あづかれる宝にも似て
あるときは
吾子ながら
かひな畏れつつ抱く』
私はこの御歌が美しいなあと
思います。
もちろん浩宮様は
『あずかれる宝』
のお立場ですけど、
どの子供でも皆、
神様から預かっている宝だと
私は思います。
子育ては本当に、本当に、
体も心も疲れるものです。
頭で考えたようには
いきません。
それでも子供は
神様から預かった宝です。
親は子供を
自分の付属品のように
考えるべきではありません。
御歌の『畏れつつ』の所、
そこを忘れては
いけないと思います。