娘に依存する母親・・娘の家庭はあなたの家庭ではない!

親子問題

目次

大事に育ててきた娘

60代女性のお話です。

家庭に無関心な夫

25才で結婚し、1人娘を授かりました。

主人は「仕事で疲れている」と言い、

家の事を手伝ってくれた事は

ありません。

 

事あるごとに

「誰のお陰で飯を食えるんだ」

と言われてきました。

 

私は音楽の趣味が有りますが

主人は仕事が趣味のようなものです。

実際、主人は休日も

あまり有りませんでした。

 

主人とは共通の話題もなく、

会話も弾みません。

娘が生まれた頃には

ほとんど会話も有りませんでした。

 

娘さえ居れば・・

娘は素直な子に育ってくれました。

 

私はピアノ科を出ていますので

小さい頃は私が教えていたピアノですが

小学校に入ってからは

良い先生を探し、教えて頂きました。

 

学校の成績も良く

私は娘を大事に育ててきました。

 

娘も私にとても優しくて

私がちょっとおしゃれをすると

「ママ、可愛い!大好き!」とか

買い物に行くと

「ママはこの服が似合う」とか・・

 

仲良しの親子でした。

 

結婚し幸せな娘

優しく、賢く、

親のひいき目かも知れませんが

顔立ちも可愛らしい娘です。

 

素晴らしい男性と結婚出来ました。

 

収入も高く、

何より娘を心から大事にしてくれて

家事まで手伝ってくれるのです。

娘の幸せは私の幸せです。

 

私も苦労して良い子に育てた

甲斐が有りました。

 

娘は家も新築しました。

 

キッチンにカフェのような

カウンターがついており

私はそこでコーヒーを飲むのが

大好きなのです。

 

私が得た幸せ

私は毎日娘の家に行き、

生まれた子供の面倒や、

掃除、洗濯、アイロンがけをしてやり、

その報酬はカウンターで飲むコーヒーです。

 

「コーヒー1杯で

 4時間も働かせたわね!」

と冗談を言うと娘は笑っていました。

 

でも娘にラクをさせる為ですから

苦にはなりません。

 

娘からは

「来るときは電話してからにして」

と言われていましたが

娘の家は私の散歩道の途中なのです。

 

それにどうせ毎日行くのは

娘だって分かっているはずですし

電話するよりも行った方が早いです。

居なければ帰宅するだけですし。

 

ヨチヨチ歩き始めた孫は

私を見ると笑って抱き付いてきます。

 

素敵な新しい家、

かわいい孫、

私は幸せでした。

ある日娘から言われた事は・・

ある日、娘から言われました。

「お母さん、良くしてもらうのは

 有難いけど、

 この家はお母さんの家じゃないのよ。」

と。

 

娘は最初から唇が震え、

目の縁を真っ赤にして

ボロボロ泣いていました。

 

「何回 電話してから来てって

 言えばいいの?!」

 

「私は友達と約束だってあるの。

 私のスケジュールがあるのよ。」

 

「カーテンもクッションも

 私の好きな色にしているんだから

 けなすのは止めて!」

 

「家事のやり方にいちいち

 口を出さないで!

 夫もこれで良いって言ってるのに

 どうしてお母さんに

 文句言われなきゃいけないの?!」

 

「・・・・・」

 

「お母さんは昔からそうだった。

 何でも自分の言う事が

 正しいって思ってる。」

 

 「お母さんの意見に従わないと

 ものすごく傷ついたような顔して、

 不機嫌になって!

 自分は被害者です、みたいな顔して!」

 

「この家は私の家よ!

 この家族は私の家族。

 お母さんの家族じゃない!」

 

ショックでした。

一生懸命に育てて来たのに

娘はそんな風に思っていたのか・・・

 

私は娘に良かれと思って

いろいろと助けてあげたのに

こんな言われ方をしたのです。

 

その日は、

ショックで夕飯を作る気力も

湧きませんでした。

 

 

娘の気持ちと母親の気持ち

あなたは一生懸命

娘さんを育てて来られたのですね。

 

家庭に無関心で会話も無いご主人には

子育ての相談も出来ず、

大変な事も有った事でしょう。

 

けれど能力の高いあなたは

1人でこんなに立派で

心優しい娘さんを

育て上げました。

 

本当にお疲れ様でした。

 

娘の幸せを見るのは

自分の苦労が報われた気がしますね。

 

娘さんもあなたの力を借りて

家事がラクになるのは事実です。

 

でも・・・

 

残念でしょうけど、

娘さんの仰る通り・・

 

娘さんの家庭は

あなたの家庭ではありません。

 

娘さんは必死の思いで

あなたにそれを告げました。

 

娘さんはあなたに意見する時に

もう限界まで来ていて、

 

「これ以上我慢すると

 自分が壊れてしまう、

 もしかしたら母に暴力を

 振るうかもしれない・・」

 

そこまで追い詰められた

気持ちだったのです。

 

その血を吐くような

娘の言葉を聞いたアナタは

「ショックで夕飯を作る気力も湧かない」

と思う程度でした。

 

ここに母と娘の

大きな溝が有ります。

 

あなたは娘さんを育てている間、

ずっと娘さんを抑圧して来た事を

自覚する時が来ました。

 

娘さんはずっと我慢していたのです。

 

お母さんの言う通りに

良い子でい続けてお母さんに喜んで貰おう、

傷つけないようにしようと

自分のやりたい事を我慢してきたのです。

 

何十年にも渡る娘さんの我慢に

あなたが気付く時が

「今」です。

 

それでもあなたは気が付けました

娘さんの心に今まで

気付けなかった事は事実ですが

あなたには娘さんに対する

愛情が有ります。

 

娘の心の吐露を聞いて

半狂乱になって怒り続ける

母親だっています。

 

娘の涙の訴えを

鼻で笑う母親だっています。

 

「夕飯を作る気力がわかない」程度

ではありましたが

ショックを受ける能力の有ったあなたは

娘さんとの仲をリカバリーできる

母親です。

 

あなたがちゃんと育て、

優しさと賢さもある娘さんは

親から自立する事が出来ました。

 

次はあなたの番です。

あなたが向き合うべき人

考えたくはないでしょうが

あなたの人生が終わる前に

向き合わなければいけない人が居ます。

 

もちろん、お分かりだと思いますが

ご主人です。

 

その関係性はあなたが決めて良いのです。

 

ご主人と話し合い、できるだけ理解しあって

残りの人生を穏やかに過ごしたいですか?

 

それともキッパリ決着を付けるために

今までの恨みつらみを吐き出しますか?

 

ただし、今までのように

黙ってご主人に不満を溜めたまま、

娘さんの幸せに依存するのだけは

止めて下さい。

 

愛する娘さんの幸せをメチャクチャに

してしまいます。

 

今回は危ない所で

娘さんが爆発してくれて

本当に良かったです。

 

もしも、この記事に

反論や意見が有る時は

コメント欄から

コメントをお願いします。

 

私も真剣に考えたい問題なのです。

 

こういう母と娘の関係は

とても多いケースです。

 

母親であるアナタも

娘さんも

愛情あふれる優しい人。

 

そんな2人が

お互いの気持ちを理解し合えないまま

不幸になって欲しくない、

と思います。

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