幼少期から、自分の人生を全て支配してきた毒親
大人になった今、自分の意思で人生を決めて歩みたいものですよね。
毒親の性格はそう簡単には変わりません。
そのためには、あなた自身が毒親との関係を断ち切る必要があります。
「親を捨てることは悪いことなの?」
考えてしまうこともあるでしょう。
ですが毒親は、
ここまで育ててやったんだから、感謝しなさい
親はずっと大切にするもんだ。
親不孝はバチ当たり
これからは、あなたが私たちに恩を返す番」
などと、
あなたの人生にこれからもしがみつき当たり前のように支配していきます。
今回は実際に毒親を捨てようと覚悟を決めたS美さんの実体験をお伝えします。
そして、実際に親を捨てた後での心構えについてご紹介します。
目次
親を捨てる覚悟を持ったS美さんの体験談
自分の人生を取り戻す為に
やっとの思いで捨てたのに・・
高齢を理由にすり寄ってくる毒親に、
あなたはどう対処しますか?
その時の悲しい心構えについて
書いてみました。
人生を取り戻す為に・・親との絶縁
S美さんの着る洋服、進路、就職、結婚。
あらゆる機会に
それらを自分の思い通りにしようと
口出ししてきた母親でした。
その時に彼女がどんなに傷つき、
何十年も辛い思いをしてきたのか、
毒親はまるで理解していません。
「高いお金出して良い塾に行かせてるのに、
80点以下なんて馬鹿じゃないの?」
「アンタはロクな母親になれないよ。
結婚なんかやめたら?」
「アンタなんか産むんじゃなかった」
そんな事を平気で言い続ける親と闘い、
S美さんは自分の人生を取り戻す為に
親を捨てました。
とても勇気のある人です。
親と一緒に暮らしている間も、
親からやっとの思いで
逃げ出した後も、
ずっと頑張って来ました。
親のような子育てをしないように
どれだけの苦労をしてきた事でしょう。
毒親持ちでなくても子育ては大変なのに・・
S美さんは、本当に頑張って来たのです。
ある日、毒親から電話が・・
親の発する毒から離れ、
S美さんの心は徐々に癒されました。
ふとした時に
「今の自分なら あの親と付き合えるかも」
と思う事も有りました。
そんな時、
長い間やり取りの無かった親から
連絡が来たのです。
その話し方は何年間もの断絶など
まるで無かったかのような話しぶりでした。
でも、やはり喋り方や声に
老いが滲み出ていました。
親の事を考える時、
その老いは気になっていました。
だからついつい
会う約束をしてしまったのです。
年老いた毒親の言い放つ言葉
久しぶりに見た親は年老いていました。
一瞬、親を捨ててしまった事を
「申し訳なかった」
と思いました。
でも、親の口から出た言葉は・・
「年金が6万しかないんだから
生活費を援助するのは子供の義務。」
「高齢の親にハシタ金を援助するだけで
親に嫌味を言うなんて精神的虐待だ。」
「30年も前の事をいつまでも
しつこく蒸し返すなんて性格が悪い。」
「育ててもらった恩も忘れて
ごちゃごちゃ言うな」
「昔の事をほじくり返して
悲劇のヒロインのつもりか?」
「親のせいで体調を壊したなんて
同情を買いたいのか?」・・
毒親は年老いても
まるで変わっていなかったのです。
毒親は年老いても弱っても
毒親のままでした。
やっと切った親子の縁を
親が年老いて弱ってきた今、
S美さんはまた結んでしまったのです。
親の死を待つ気持ち
世話をしに実家に帰る度に
何度も繰り返される暴言。
それでもS美さんは母親を
もう1度捨てる事が出来ませんでした。
「そうそう何年も
生きてはいないだろうから」
「ほったらかしにしていて死なれたら
自分で自分を責めるかも知れないし・・」
だから、S美さんは我慢していたのです。
親は身体こそ徐々に弱りましたが、
毒舌だけは昔とまるで変わりません。
せっかく元気になっていたS美さんの心が
また悲鳴を上げています。
「早く死んで欲しい!」
S美さんは今 そう思っています。
親を捨てる覚悟を持つべき理由
ここまで実際にS美さんと毒親との関係をみてきました。
S美さんは、その優しい性格から一旦は切った親子の縁を再び結んでしまいます。
どんなに暴言を吐かれても、当たり前のように恩返しを強要されても、再び毒親を捨てることはできませんでした。
「年老いて、もう先も長くないから・・・」
同情心で再び毒親と接することになったS美さんは、再び非常に苦しんでいます。
毒親は簡単には変わりません。自分の心の健康をはじめとするこれからのためには、親を捨てる覚悟を持つことも必要です。
親を捨てる覚悟を持たないと、あなた自身にどんなことが起きるのか。
- もう1度心の傷をえぐられる
- どちらの辛さが小さいか、悲しい選択と罪悪感
それぞれお伝えしていきます。
もう1度心の傷をえぐられる
子供の頃、あなたの心を傷つけてきた毒親は
年老いてもやはり
あなたを傷つけ続けます。
幼少期の辛い記憶が蘇ることもあるでしょう。
でも優しいあなたは、やっとの思いで捨てた親に
「それでも親だから」とまた、
手を差し伸べたくなるかも知れません。
心のどこかに「親を捨てた」という罪悪感が
シミのようにこびりついているのです。
毒親が高齢になって心を入れ替え、
「私が悪かった」と謝ってくれることは無い・・
そんな事はあなたも重々
分かっていらっしゃいますよね。
けれど、捨てておけなかった・・
その感情は人間として当然のものです。
親を捨てるのは辛い事です。
ですが、親を捨てる覚悟を持たないとこれからもずっとあなたを苦しめ続けます。
今まで頑張ってきたのですから、これからはあなたのことを1番に大切にしてあげてください。
どちらの辛さが小さいか・・悲しい選択と罪悪感
親を捨てるのは辛い。
けれども捨てないと もっと辛い。
どちらの辛さが小さいか・・
という悲しい選択です。
毒親を抱え続ける辛さと親を捨てる辛さ、どちらかを選ばないといけません。
この2つの辛さを天秤にかけることは、本来であればしたくありません。
自分が健康で家族と共に暮らしている時、
ふと親の事を思い出すと、辛いですね。
親の事を放っておく罪悪感に
心に鉛を抱えたような気持ちが
するかも知れません。
その気持ちは自然なものです。
けれど・・
親のレスキューに向かうと
今度はあなたが壊れてしまいます。
毒親との決別に悩意味、捨てる覚悟までいかないあなたは本当に心が優しい人です。
その優しさにこれからも毒親はつけ込んでくるでしょう。
あなたが壊れてしまったら、周りにいる他の家族はどうなりますか?
周りの家族のことも考えてみてください。
家族は心からあなたに笑っていて欲しいと思います。
親を捨てる覚悟を持った後の心構え・・
毒親を捨てる覚悟を持った後、持っておかないといけない心構えがあります。
- 辛さを抱きながら
生きて行く人生も有る、と言う事を
覚悟しましょう。
- 抱く辛さはできるだけ
小さい方を選びましょう。
つまり「自分の人生を台無しにしない為に
毒親とは決別する」方です。毒親と付き合う辛さは、
あなたの人生自体を
壊滅させる危険さえ有るのです。 - 親が高齢になったからと言っても、
親と縁を結び直すのは今ではない、
と知りましょう。最低限の事務手続きは子供の義務として
代行してあげても構いません。
けれどその後に親との縁を
復活させない様にしましょう。親との縁を復活させるタイミングは・・
・親がもっともっと弱って、
口も利けなくなった頃。・あなたの心が毒親に対する
対応策で、完全武装できた頃。・あるいは親が死んだ後。
- 自分の人生を守る事を
第一に考えましょう。
あなたの家族も守ると言う事です。
辛いでしょうけど
それをはっきり心に刻みましょう。親との縁を結び直してしまった人も
家族の為に心を強く持って
もう1度親から逃げても良いんですよ。
親を捨てた罪悪感を軽減する為に
先ほどお伝えした心構えを得ておくことはとても大切なことです。
しかし、急に親を捨てたことの罪悪感や迷いに襲われてしまうこともあるでしょう。
罪悪感や迷いをすぐに断ち切ることができればよいのですが、特に優しい性格の人ならしばらく苦しんでしまうことも。
ですが罪悪感をずっと抱えていても、あなたにとってプラスには働きません。
これからのあなたの人生を大切にするために、
親のことだけに囚われず、あなた自身そして周りの家族のことを考えてあげることが大切。
そのためには自分でしっかりとした判断・選択する力を身につけることです。
私がおすすめしたいのは、ご自身で気学を学ぶこと。
学びの中で、自分にとってより良い人生への舵の切り方を導くことができます。
またあなたの中の罪悪感や迷いを、あなた自身の力で取り除けるようになります。
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**追伸**
親を捨てた後の罪悪感を
軽くして欲しくて
書いた記事はこちらです。
もしも、腹を決めて徹底的に逃げるなら、
それについての記事がこちらです。
どうしても気になる毒親や親戚のお葬式について・・