ジブリの世界の登場人物?私をハッとさせた女店主の言葉

日々の気づき

私がたまたま入った不思議なお店と
その女店主について書いてみます。

 

目次

夢を持つ人たちの場所

それは少し前のことです。
知り合いで絵を描いている人がいて
彼女の小さな個展を
レトロな港町まで観に行きました。

 

個展は昔栄えた古いビル街で
催されていました。

 

50年以上経った古いビルの中を
小さな部屋毎に区切り、

 

自分の世界を閉じ込めたような個展や、
雑貨の販売を営む人が集まっている
蜂の巣のような場所でした。

 

店主は若い人達ばかり。

 

フランスのパイに入れるフェーブのお店
自作のフェルトで作った帽子のお店
上から下まで生成り1色の手作り服のお店
あるいは脈絡なく
ただ自分の好きな物だけを売るお店。

 

私には若くて可愛い彼女たちが
ふわふわの繭の中で
小さな幸せを抱く
妖精みたいに見えました。

 

喋り方はみんな優しく賢く
夢を持っていて、
とてもポジティブでした。

 

この中からもっと大きな世界へ羽ばたく人と
ずっと繭の中で年を取って行く人と
あるいは夢見がちな自分と決別する人とに、
時間と共に変化していくんだと思います。

 

なんだか、彼女たちの若さが眩し過ぎて
フラフラと貧血のような気持ちがしてきて、
何処かに腰掛けたいなと思い
ビルから出ました。

 

浮世離れした不思議なお店

外に出ると霧のような雨が降っていました。

 

5メートル位歩くと
何のお店だか分からない、
鬱蒼とするくらい観葉植物が
生い茂ったお店が有りました。

 

「ギギ・・」

 

古くて重い、硝子の扉を押し開けて中に入ると
そこはアンティーク硝子の器のお店でした。
ウラン硝子を使ったシャンパングラスや
凝った形の涙壺などが並んでいます。

 

 

その店の店主はお話からすると70歳。
化粧っ気のない、
でもマスカラだけはきちんと塗ったお顔。
ひっつめにした髪。

 

お顔のバランスからしたら
ふっくらとした体躯に
黒地に渋い黄色の水玉模様の
たっぷりしたギャザースカートを履いていました。

 

そしてブラウスは黒の麻地で
ゆったりと第2ボタンまで開け、
チカっと光る小さなペンダントを
していました。

 

ウラン硝子がブラックライトで
光る所を見せてくれたり、
ヨーロッパの雑貨の歴史の事など、
私には珍しい話をたくさん教えてくれました。

 

器や雑貨は
仕事をしていた時の人脈を生かしたり、
イギリスやフランスの蚤の市で仕入れたりして
揃えていると言うことも。

 

ゆっくりと静かな声でした。

 

初めて会った人から
こんなに長くお話を聞くなんて・・
2時間もそこに居て、
思いもかけず紅茶までご馳走になりました。

 

 

女店主の思いがけない言葉

静かな時間を過ごした後で
「さようなら」と私が挨拶した時に・・

 

彼女は
「あなた、何でもおやりになったらいいし、
どこでも行かれて良いんですよ。」
とニッコリしてくれました。

 

「え?」
思いがけない言葉に私は驚いて
立ち止まりました。

 

どうしてそんな事を
私に言うのでしょう?
私の事など
ほとんど喋っていないのに。

 

私が抱えている曖昧な閉塞感を
感じ取ったのでしょうか?
それとも何の気なく口をついて
出た言葉だったのでしょうか?

 

あの時間と空間がなんだか浮世離れしていて、
今度あのビルに行っても
もしかしてあのお店と女店主は
どこにも居ないんじゃないか?などと
子供っぽい事を考えます。

 

けれど 彼女が言ってくれた
「あなた、何でもおやりになったらいいし、
 どこでも行かれて良いんですよ。」
という言葉はずっと私の心に残りました。

 

 

それは 何年も何年も子供の事、
家庭の事、自分の親の事を
私自身の気持ちよりも優先してきて
心が疲れていた頃の事です。

 

自分が選んだ事に後悔などしていないけど
「いつの間にか
 こんなに年を取ってしまった・・」
と寂しく思っていたのです。

 

だから、夢を持つ若い人達が
余計に眩しかったのでしょう。

 

夢を見たような気もち

あまりにも印象的だったので
その日の事をメモしておきました。

 

気学を勉強し始めた頃 ふと思い出し、
その日の方角を調べてみたら
あのお店は私にとって
年、月、日、時間の4盤から見て
なかなか出てこないような吉方でした。

 

調べ終わって、不思議な夢を
見ているような気持ちがしました。

 

お洒落な女店主が私に言ってくれた言葉は
これからも大事にしたいと思います。

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