私は毒親?母娘の溝を埋めるたった4文字の簡単な言葉

子育て

目次

うちの親って毒親ですか?

「うちの親って毒親ですか?」
この質問をする人の親御さんは
だいたいが毒親です。

 

「普通の親なら
 あんな酷い言動はする訳ない」と
頭では分かっていても、

 

「親の仕打ちはもしかしたら
 自分が悪い子だったからではないか?」
とついつい考えてしまうのは、
自分の判断に自信が持てないからです。

 

それは幼い頃からの毒親の洗脳が
大人になっても拭いきれていない為です。

長年の恨みつらみ・・親を口撃する娘

一方、自分の親が毒親ではない事は
子供の方でも ちゃんと分かっているのに
どうして溝を埋められない
親子も居ます。

 

この関係は母と娘の間でよく見られます。

 

母親は一生懸命自分を育ててくれた、
と娘はちゃんと分かっています。
毒親などとは思っていません。

 

けれど、親の言動に傷ついた事には
間違いありません。

 

子供の頃の母親の言動が
忘れられないくて
それを思い出すと腹立たしい気持ちに
なってしまうのです。

 

そして自分が大人になり
母親に対抗できるだけの力を持った今・・

 

「あの時のお母さんは横暴だった!」

「やりたくもない習い事をさせて!」

「テストで良い点を取っても褒めてもくれなかった」

「口うるさくて間違いばかりを指摘した!」

 

と子供の頃の辛い気持ちを母親に吐き出します。

その時 母親は・・

しかし、まだまだ母親だって
娘に負けていません。

 

「お母さんがちゃんと言ってあげたから
 今のあなたが安泰なんでしょ」

 

「子供の言う通りにしてたら
 子育てなんて出来る訳ないじゃないの!」

 

「結局 お母さんの言った事の方が
 正しかったわよね。」

と、言い返します。

 

しかし、言い返せば言い返すほど
娘には疎まれ、時には憎まれます。

 

そして自分が年を取り、衰弱し、
娘からの「憐み」と言う形で
母と娘の戦いは終結します。

 

けれど
それならば、まだマシです。

 

最後まで衰弱する事もなく
娘に憎まれたままで死んでしまうと、

 

死んだ後からも、
「私はあんな人間にだけは なるもんか!」
と何度も「嫌な人間の代表」として
思い出される事さえあります。

 

この子の為に・・と思い
やりたい事も我慢し、
命がけで育ててきた娘に、です。

 

ちゃんと育ったからこそ・・

1つ、大事な事は、娘さんは母親に
面と向かってNOと言える程
健全に育った、という事です。

 

毒親に育てられた娘は
NOと言うのがとても怖いのです。

 

あなたが成人した娘から
子供の頃の仕打ちで口撃されるなら、
あなたは子育てで
大失敗はしなかった、という事です。

完璧な母親なんて何処にも居ない

あなたは一生懸命
子供を育てて来ました。

 

ご主人は「仕事、仕事!」と
家庭の事には無関心だったかも
知れません。

 

子供と自分の生活を守る為に離婚し
あなた1人で子供を育てて
来たのかも知れません。

 

よく、頑張りました。

 

この世に生まれて来るのは
不完全な人間です。

 

完璧な魂は
この世で修行する必要は無いのですから 
生まれて来ないと私は思います。

 

不完全な人間が
生まれて初めての子育てをして
完璧な母親になれる訳が
無いのです。

 

だから、この世に
生きている母親の中に
完璧な母親は居ないのだと
私は思っています。

 

間違いながら・・
これでいいの?と不安になりながら・・
それでも途中で放り投げる事なく
娘を育てて来ました。

 

だから、
娘さんはあなたに対して
NOと言えるほど
ちゃんと成長したのです。

 

娘さんだって
あなたの愛情自体を
疑っている訳ではありません。

 

ただ、子供の頃の母親の言動は
間違っていた、
と指摘しているだけなのです。

 

子育ては間違って当然です。

母娘の関係・・もう1歩踏み出す為に必要なこの言葉

あなたは自分が何か間違ってしまい、
大事な友達に嫌な思いをさせた時
何と言いますか?

 

「だって、しょうがないじゃないの?」
ですか?

 

「私だって大変だったのよ。」
ですか?

 

いいえ、あなたはきっとまず最初に
「ごめんね」と言うはずです。

 

娘さんが子供の頃 嫌な思いをした、
とあなたに告げてくれるなら・・

 

あなたはその時にただ、
「ごめんね」と言えば良いのだと
私は思います。
それは親子間であっても最低限の礼儀です。

 

親子だからと言って
そこを甘えてはいけないのでは
ないでしょうか?

私の母親の謝罪

私の母親は最期は寝たきりで
喋る事もままなりませんでした。

 

元気な頃はちょっと愚痴は多かったけど
ごくごく普通の母親でした。
私は特に母親が大好きでもなく
尊敬するような事も無かったです。

 

けれど母が亡くなる少し前
私にこう言いました。

 

「小さく小さく、育てて、ごめんね。」

 

口の筋肉も衰えていたし、
娘に自分の子育てを謝るなんて
勇気の必要な大変な事だったと思います。

 

寝たきりだった母は既に
私にとっては「憐み」の対象でした。

 

私は母に出来るだけ
生きているのがラクなように
心配りをしていたつもりです。

 

母と私の関係は
母が謝っても謝らなくてももう変えようのない
労わられる側と労わる側、という
歴然としたものでした。

 

それでも母は謝ってから、
死んでいきました。
私が母を尊敬できる所が
有るとしたら、そこです。

 

真面目で、不器用で、特に美しくも無く、
目立たない人でしたけど・・

 

最期の最後に自分の反省点から
逃げる事はしませんでした。
言い訳もしませんでした。

 

根本的な所で勇気の有る人だったと
思います。

 

私が母に謝られた時に気持ちを書いたのが
この記事です。

自分が毒親にならない為に必要な事は?思い出した母の記憶

この言葉1つで母と娘の心は繋がる

完璧な子育ては有りません。
子育ては失敗するものです。

 

むしろ「私の子育てが完璧!」と
自信満々な人ほど大失敗をしている
可能性が大きいです。

 

ですから「ごめんね」と
母親が謝る事は素敵な事です。

 

「ごめんね」と謝られた娘は
「ほら、やっぱりお母さんが
 間違ってたわね!」と
あなたの事を馬鹿にするでしょうか?

 

いいえ。

 

きっと娘さんは
「いろんな押し付けも有った、
 はっきり言って自分だけが
 正しいと思ってた、 そんな母親だった。」

 

「でも・・・」

 

「自分の非はきちんと謝った
 誠実な人だった」
と、あなたの事を認めてくれるはずです。

 

できればそれが
あなたの死ぬ間際では
有りませんように。

 

そうです。

 

今、「ごめんね」と言う事は
これからあなたの命が尽きるまでの間、
娘さんとのもっとスムーズな関係を
築いてくれると思います。

 

あなたが、
より良い母と娘の関係を再建して、
爽やかに暮らす事を
心から応援しています。

 

もしも、
分かっていても娘に上手く謝れない・・
どうしても上手に関係が築けない・・
と悩んでいるなら是非ご相談下さい。

 

いつでもあなたを応援しています。
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