いかがお過ごしですか?
母親を庇う心優しい娘さんについて
書いてみます。
目次
怒ると子供を何度もたたく母親
子供の頃からお父さんはなぜか
家に帰ってきませんでした。
たまに家に帰って来ても
ゴロゴロ寝ているだけで
A子さんはお父さんと
ロクに話した事もありません。
A子さんのお母さんは
怒り始めると
A子さんに手を上げました。
小学2年生の時
母親に何度も叩かれながら
「ごめんなさい、ごめんなさい」と
土下座し、泣いていた記憶が
今でも蘇り、息が詰まりそうになります。
そうして散々A子さんを叩いた後
気が収まった母親は
「A子の事が大好きだから
叩いたの。」
「お母さんを悲しませないで。」
と言ってA子さんを
抱きしめてくれました。
その暖かさと優しい匂い。
A子さんは
「私はお母さんを
悲しませてしまったんだ」
「絶対に良い子になろう」
と思いました。
抱きしめてくれるお母さんを
「ほんとは優しいんだなあ」と
思っていたのです。
優しいお母さんが怒るのは自分が悪い子だから
A 子さんの母親は
外面の良い人でした。
近所のおばさん達からも
「お母さん、
優しくて良いわね。」と
いつも言われていました。
幼いA子さんは
「優しいお母さんが
怒ってしまうのは
自分が悪い子だから」
とずっと思っていたのです。
30歳を超えた今も、
「あの頃の母は
父との関係が上手く行ってなくて
そんな状態でも私を
育ててくれたんです。」
「母も辛かったんだと思います。」
と、なんとかお母さんの行動を
理解しようとしているのです。
なぜ母親になるのが怖いのか
それなら何故、
A子さんは
自分が母親になるのが
怖いのでしょう?
妊娠を自分の母親に
言いたくないのは
何故なのでしょう?
A子さんは
自分の子供の頃の真実に
向き合う勇気が
必要です。
自分の心に嘘をついて、
必死でお母さんを庇うのを
もう止めなければ
いけない時期です。
A子さんの母親は
辛かったのかも知れないけど
自分の辛さは
自分で背負うべきものです。
どんな理由があれ
自分の辛さを、
親に庇われ愛されるべき幼い子供で
解消してはいけないと思います。
あなたは悪くない。
母親がA子さんを
半狂乱で怒ったのは
A子さんが悪い子だったからでは
ありません。
それはA子さんだって
分かっていらっしゃるはず。
もう我慢しなくても
良いと思います。
自分の心を良く見つめて
健全な子育てを
して頂きたいです。
母親に何と言われようと
A子さんが赤ちゃんを産むのは
素晴らしい事です。
本当ならもっともっと
家族みんなで遠慮なく喜べる事なのです。
生まれて来る
赤ちゃんの為に一歩前進
して欲しいです。