絶縁後の毒親や親戚のお葬式・・欠席しても自分を責めずに済む、心構えと対処法

毒親との絶縁
  • 絶縁した親だけど、死んでしまった時にお葬式には行かなきゃダメ?
  • 子供は私1人だけ・・親のお葬式なんか放っておきたいけど、親の埋葬は子供の責任?
  • 優しかった叔母さんのお葬式だけは行きたいけど出席すると親に会ってしまう!

 

絶縁したと言っても
毒親や親族のお葬式を欠席しても
良いものだろうか?そう考える人も
居らっしゃると思います。

 

そんな時に
自分がラクになる心構えと対処法
まとめてみました。

 

私はお葬式だからと言って
何がなんでも
出席しなければいけない!
とは思いません。

 

目次

親のお葬式には出たくないけど・・

絶縁をした人でも、
親のお葬式やお墓の事が
気になるかもしれません。

 

また、子供が自分1人の場合などは
親のお葬式は自分の責任では?
と思う人も
居らっしゃることでしょう。

 

長い間辛い思いをしてきたのに 
それでもまだ親のお葬式の
心配をしてしまう気持ちは 
湧いて来るものです。

 

親の事を思い出したり、
近寄ったりするだけで
心身ともに疲れ果てて、

 

実際に体調を崩す人だって
いらっしゃるのですから、
私は親や親族のお葬式に
無理して出席する必要は
無いと思っています。

 

自分の心と体の健康や幸せを
第一に考えるべきで、
それらをお葬式に出席したせいで
損なうような事はしてはいけないと思います。

 

毒親とは絶縁したのだから・・
子供の無い人だって
世の中にはたくさん居るんだから・・
頭ではそう思っていても 
どうしても気になる・・

その気持ちはどうして起こってしまうのでしょうか?

お葬式を気にする、その理由は2つ

亡くなった人に最後の挨拶に行かない事に対する罪悪感

特に、仲の良かった親族、
例えば優しくしてくれた叔母さんとか、
子供の頃いっしょに遊んでくれた
従姉妹のお姉さんとかに
最後の挨拶が出来ないのは寂しいかもしれません。

 

好きだった人に
お別れの挨拶をしたいと思うのは
ごく自然な気持ちです。

 

そして毒親が亡くなった時は 
いくら憎んでいたとしても
最後に顔だけは見ておかないと
後悔するのではないか?と
不安に思うような気持ちも有るかもしれませんね。

 

私は魂の存在を信じていますが、
お葬式に来てくれたかどうかなんて
故人はそんな事は気にしないと思います。

 

もしも私なら、
お葬式に来るか来ないかよりも
時々自分を思い出し、
懐かしんでくれた方が
よっぽど嬉しいと思うはずです。

 

冥福を祈るのは
葬儀場でしか出来ない事ではありません。

 

世界中のどこに居ても、
故人が安らかである様に祈る事は出来るし、
時々思い出して「あの時、ありがとうね!」とか
「随分酷い事もされたけど、私は幸せになれたよ」と
報告する方がずっと供養になると思います。

 

お葬式に行かなければ冥福を祈れない、と言う事は有りません。

 

自分の居ない所で親戚の噂になる事、誤解される事の悲しさ

思慮深い人なら
お葬式に顔を出さない事を
「よっぽどの理由が有るに違い無い」
と思ってくれるはずです。

 

でも中には人の行動を大喜びで貶して
自分が立派な人になったかのように
良い気持ちになる人だって居ますね。

 

「親の葬式にも出ないなんて
 なんて酷い子供だろう」と
言われるかもしれません。

 

誰でも自分が
ネガティブな噂の的になるのは
避けたいものです。

 

事情も知らない人に
好き勝手を言われると思うと
憂鬱になりますね。

 

でも
「親の葬式にさえ出られなかった理由」を
弁明出来るなら 
あなたの心は少し軽くなる
かも知れません。

 

その為にあなたがすべき事は・・

お葬式の味方を見つけておく

最後のご挨拶が出来ない事については、
先に述べた通り 
折々で故人を忍べば良いと自分で
納得すれば大丈夫だと思います。

 

故人もあなたが自分を傷つけてまで 
お葬式に出てくれる事を望むとは思えません。

 

噂の的にされる事については 
なぜあなたが親や親族のお葬式に
出たくないのか、
それを理解してくれる人が必要です。

 

親戚を思い浮かべて下さい。
毒親の性格に気付いている人が
いらっしゃいませんか?

 

できれば親族内で
発言権を持った人が良いですが、
表立って発言する親族は 
ただ口うるさいだけの人・・
と言う事も多いですから、

 

陰の実力者、人格者として
一目置かれている・・
そんな人が居らっしゃれば最適です。

 

その人にあなたと毒親の関係を
告白しておいて下さい。
小さい頃からの毒親とあなたの関係を
具体的に伝えて 
出来るだけ理解してもらって下さい。

 

その人は親族の集まりに
顔を出さないあなたに変わって、
その理由を代弁してくれる人です。

 

私は勝手にそう言う人を
「お葬式の味方」
名付けています。

 

親族にあなたがお葬式に来ない理由を
知ってもらったからと言って、
今までのあなたの辛さが
無くなる訳ではありませんが 
新たなストレスを防ぐ事が出来ます。

お葬式の味方・・付き合い方の注意点

しかし、気をつけるべき事もあります。

 

「お葬式の味方」さんは
思慮深い親切な人かも知れません。

 

でも、毒親がまだ生きている場合、
その親切心からあなたと毒親の関係を
取り持ってあげようと思ってしまう
可能性も有ります。

 

このブログでも何度か述べて来ましたが 
毒親の経験や知識の無い人には
「親子なんだから話あえば分かり合えるはず」と、
考えがちなのです。

 

毒親問題は過小評価される事が多いものです。

 

親とあなたの間を取り持とうとして、
何の悪気も無くあなたの情報を
親に伝えてしまう可能性も
有りますので、

 

いくら頼りになる
「お葬式の味方」さんでも、
あなたの情報は与え過ぎないようにして下さい。

 

住所だとか最寄りの駅、会社名、
仕事場についてはもちろん、

 

結婚したとか子供が生まれたとか、
本当なら親戚の人に
祝って貰えるような事でも 
話さない方が安全です。

 

「お葬式の味方」さんは良かれと思って、
毒親に「あなたも孫が出来たのよ」
などと告げるかも知れません。

 

そんな事をされては 
毒親の心のマグマを煮えたぎらせるだけです。

 

「お葬式の味方」さんには 
毒親とあなたの過去の事実と、
毒親に近づくと心身共に
ダメージを受ける事を伝えて下さい。

 

でもあまりダラダラと
お喋りをしないように
気を付けて下さいね。

 

いくら長く喋っても
あなたの本当の辛さを
分かって貰える可能性は低いだけでなく、

 

逆に諫められて、
あなたの傷口を広げるかもしれません。

 

近しい人にあなたの辛さが
分かって貰えたら
どんなに良いかとは思いますが
「お葬式の味方」さんはお葬式専用です。

 

あなたの辛さは
毒親の知識のある専門家か自助グループに打ち明け、
癒して貰うのが良いと思います。

 

あなた以外に親のお葬式を出す人が居ない場合

そして最後に、
あなたに代わって
親のお葬式を出す人が
居ない場合についてです。

 

あなたは親の遺体の受け取りを
拒否する事が出来ます。

 

亡骸を引き取る人が居ない時には 
自治体が代わりに火葬し、
共同墓地に埋葬する、
という法律が有ります。

 

何らかの手段で
あなたが子供である事を突き止め、
引き取りを依頼されたとしても 
あなたはそれを断っても良いのです。

 

「親の引き取りくらいしろ」
などという世間の声は無視して下さい。
事情も分からず、言っているだけですから。
あなたは自分を守らなければいけません。

 

もちろん、その時にあなたの心が癒えていて、
「親のお葬式は自分が出そう」と、
自ら決心したのならそうすれば良いし、

 

親の事を考えるだけで
心身ともに健康を害してしまいそうなら
引き取りを拒否すれば良いです。
あなたは選ぶ事が出来るのです。

 

遺体の引き取りは
拒否できるという事を
忘れないで貰いたいと思います。

 

あなたが親に関する事を完全放棄しても 
なんとかなるシステムが
この国にはちゃんと有るのです。

 

「毒親」という言葉が世の中に普及して、
本当に良かったと思います。

 

親の引き取りを拒否する時も 
親戚に事情を話す時も 
この言葉のお陰で色んな事の説明が
どれだけに楽になったか分かりません。

 

どうしても1人では決断できない時は

親や親族のお葬式に欠席する事を
どうしても1人では
決断できない時はご相談下さい。

 

親に会わなくても 
親が今どういう気持ちでいるのか、
どの選択をすればあなたが1番
幸せになるのかを鑑定する事が出来ます。

 

あなたはまず自分を
守らなければいけません。
その為には勇気が必要な時も有ります。

 

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あなたの心の問題ですから
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