毒親の種類や今までの関係性によって
絶縁後にあなたが取るべき行動は
変わってきますが、
どのような関係性であっても
共通するのは心構えです。
今回は親と絶縁したあなたが
必要な心構えと、
どうやったらそれを得る事が
出来るかをお伝えします。
目次
毒親と絶縁後の心境
勇気を出し 毒親と絶縁した後も、
また別の辛さに悩む人がほとんどです。
親に愛されたいという本能は
それが満たされなかった人ほど強い為だと思います。
だから何度も期待しては何度も裏切られ、
何度も傷ついてしまうのです。
毒親と絶縁した後 何に気をつけて
どういう心構えで暮らせば
これ以上傷つかずに済むのでしょうか?
毒になる親に虐げられてきた女性の例
父は毒親
私は理由の分からない暴力を
父親から振るわれてきました。
家にお金を入れないし、自己中心的で
責任転嫁ばかりし、
借金や浮気を繰り返す人でした。
母はそんな状況に耐えながら
子供を育てて来ましたが、
年中 自分の夫の愚痴を
子供の私にこぼしていました。
私に結婚話が持ち上がった頃
父親の何度目かの浮気が発覚し
警察沙汰も起こし、
それをきっかけに私は家を出ました。
新しい住所は母にだけは知らせましたが
父には内緒にしてもらいました。
まさか、母親も毒親だったとは・・
母の事は信頼していました。
「お母さんはあんな父親の事を我慢し
私達子供の為に離婚も諦めて、
必死に子育てしてくれた」と思っていたのです。
でも・・
今までの経緯を全て知っている婚約相手から
「あのね、とても言いにくいけど
お母さんも、少し変だよ」
と言われました。
私はそれを聞いた時
「そんなわけない!
お母さんだけは私の味方だった!」「お母さんは私を信頼して
何でも私に話してくれた!」
と彼に反発しました。
でも、冷静になって考えると・・
- まだ幼い子供に父親の悪口を言い続けた事。
- 子供の為と言いながらいつまでも離婚せず、
父の暴力からも庇ってくれなかった事。- 全ての事情を知っていながら、
私が家を出た事を私の我儘だから謝れ、
父と仲直りして家に戻って来い、
などと言い出している事・・・
それらの事実から、
自分が目を逸らしていた事に
気付きました。
私は、せめて母親には愛されたかった。
愛されていると思いたかった。
だから事実が見えなかったのだ
と気が付きました。
気が付いて、とても寂しくて、
悲しかったです。せめて母には愛されたかったです。
絶縁を辞めたくなる
母が私に依存していた事に気付き、
母とも積極的には
連絡を取らないようにしています。
母が私に
「お父さんに謝って!帰って来て!」
と言うのは、私の為ではなく
母自身を父から守る為だと分かっています。
私は父に謝るような事は
何1つしていません。
ただ殴られ、罵られてきただけです。
母と父が離婚すれば解決するのに、
とも思います。
けれど どうしても、
母から電話が掛かって来たりすると
母に優しくしたい!
という思いが湧き上がって来ます。
母だけを父の犠牲にしているような
気がしてきて辛いのです。
私は親不孝なのではないか?
とも思い、母の願いを叶えて、
家に帰ってあげたくなります。
毒親から絶縁した後に必要な3つの心構え
頑張って絶縁したけれど
心が痛みますね。
それは自然な気持ちです。
あなたには少し辛い事かも
知れませんが、
必要な心構えを書いてみます。
絶縁に至った自分の憤りに自信を持ち続ける
あなたが持つべき心構えの1つ目は
絶縁が正しかった事に自信を持つ、
と言う事です。
その為にまず、親の言動を
頭の中で思い出すだけでなく、
できるだけ詳しくノートに書き出します。
枚数をいくらでも増やせる
ルーズリーフを使うのが良いです。
抱えている心の傷によっては
辛過ぎる作業になりますが
自分で出来る人は
これにトライして下さい。
そしてそのノートを見ながら、
自分に大事な子供が居ると仮定して、
(もちろん実際に子供が居る人は
その子の事だと考えて)
その子供を昔の自分の立場に置いてみて下さい。
あなたの大事な子供が
昔のあなたと同じように
毒親に扱われていたら
どんな気持ちでしょう。
上に書いた女性の例で言うと、
父親の態度は言語道断ですが
幼い子供を身体を張ってでも守らなかった
母親に対して
どんな感情を抱くでしょうか?
昔の自分がどんな風に扱われたか
客観的に見る事ができるはずです。
「子供が可哀想」とか
「なんて酷い親たちだ」
という憤りが湧いてくると思います。
その憤りはあなたの我儘でも
何でもなく真っ当な気持ちです。
怒りが湧くのは自分を守る為です。
自分のその憤りに自信を
持って頂きたいと思います。
絶縁は正しかったと
自信を持ち続けて下さい。
辛さはどちらの選択をしても有る、と腹を据える
親との関係が劇的に変化して、
たまに出会って楽しく会話し、
お互いに優しさと思いやりを持って付き合う
・・そんな状態が理想です。
しかし残念ですが、そういう関係を
期待してはいけません。
もともと、どんな親子であっても、
何の摩擦も無く付き合える親子は居ない、
と言っても良いと私個人は思っています。
何故なら 子育て自体が
もともと不完全な人間には
荷が重過ぎる物だからです。
神様なら完璧に子育てを
されるでしょう。
でも人間である限り、
完璧な人は居ません。
その人間が親となるのですから、
完璧な子育てが出来るはずも無いのです。
外から見てなんの問題も無い
仲良し親子でも 摩擦は必ず有ります。
それは両方が感じている場合も
片方だけが感じている場合も有ります。
そして残念ながら毒親を
持ってしまったあなたは、
普通よりも強い摩擦が有ります。
折角絶縁したあなたが、
親の懇願やおどしに負けて
家に戻っても辛いし、
自分の取った道を信じて
親との連絡を絶ち続けるのも
辛いと思います。
そういう時はどちらの辛さがマシか
と言う事で自分の道を決定しましょう。
分かれ道を
「幸福か不幸か」ではなく、
「どちらがマシか」で選ぶ事も
人生では有るのです。
毒親育ちのあなたは
親子関係ではその
「どちらがマシか」という選択を
せざるを得ません。
どちらにせよ辛いけれど
絶縁を続ける方が
発展的な辛さである事は
疑う余地は有りません。
2つ目の心構え・・
絶縁を辞めると今よりもさらに辛くなる事を肝に銘じて下さい。
人生の目的は自分が幸せになる事と分かる
毒親育ちのあなたには
「親孝行」の呪縛が
掛かっている場合も有ります。
「絶縁した自分は親不孝だ」
と言うような思い込みが有れば
キッパリと捨てて欲しい
と思います。
本当の、本当の親不孝は、
自分の人生を無駄にする事です。
あなたが自分の人生を生きようとして、
親と絶縁したのは
決して親不孝ではありません。
毒親はもしかするとあなたを
「親不孝」と罵るかも知れません。
けれど、その言葉を吐くのは
毒親の毒親たる所以です。
普通の親なら、
自分の子供が充実した人生を歩む事が
本当の親孝行である事を知っています。
実際こんな私でも自分の子供が
もしも私の為に人生を思い切り
生きられないような事があれば
死んでしまいたい位、辛いだろうと思います。
毒親には分からないとは思いますが、
あなたは絶縁する事で
親に気付きのチャンスを
与えてあげたのです。
親がそのチャンスを
受け取れるかどうかは、
親の力量にかかっています。
あなたは自分の人生を生きるという
本当の意味での親孝行をしました。
そして親に気付きのチャンスも与えました。
親がそれを理解できない、
気付けないのは、
あなたの責任ではありません。
アナタは正しい選択をしました。
3つ目の心構えは
「人生の目的は 自分が幸せになる事」と分かることです。
そして、辛さを抱えながらでも幸せになれる事を忘れないで下さい。
1人で闘うのが辛過ぎる時
辛い状態のあなたに
少し厳しすぎる書き方を
してしまったかも知れません。
どうぞ許して下さい。
強く、伝えたい事なのです。
自分の人生を生き、幸せになる事は
生まれ出た者にとって、義務です。
もしもそれを阻む者が居れば
出来るだけ離れて下さい。
離れるだけで良いのです。
コテンパンにやっつける必要は有りません。
自分を守るだけです。
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持ち続けるのが辛い人は
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