人生を愚痴と後悔で終わらせない為に・・母と私の違い

日々の気づき

長女の私だけに愚痴をこぼす母

母は専業主婦で地味な人でした。

いろんな我慢をして、そして愚痴を長女の私にだけこぼしていました。

 

自分の楽しみの為にどこかに出かけると言うような事は

私が記憶する限り、有りませんでした。

 

父は妻を連れて出かけるタイプでもなく、母はいつも家に居ました。

 

「私も一緒に出掛けたい」そう自分から主張出来ない人で、

夫から思いやって貰えないという不満を心に溜め込んでいました。

 

「あのね、お母さんの心にね、 真っ黒い澱(おり)みたいなものが

 たくさん、溜まって沈んでるの。」

 

母はどこか遠い所を見ながら、幼い私にこんな言葉をよく吐き出していました。

旧家の娘・・その後、生活が一転した母

元々とても大きな家の娘でした。

 

「ここから3つ先の四つ角の所までが うちの敷地で、

 ずーっとレンガの塀で囲ってあったのよ」

と病気の母が最後に外出した時に教えてくれました。

 

その敷地の中には代々、家の事をしてくれる人達が住む長家があったと

叔母から聞いた事が有ります。

 

そんな家で育った母が結婚をし、一家の主婦となってからは、

お洒落もせず、お出掛けもせず、あんなに一生懸命お金を節約して

質素に暮らしていたのです。

 

妻は家を守るもの。

夫の給料を1円たりとも無駄遣いしない事。

だから1人でいろんな我慢をして・・母はクソ真面目な人でした。

 

そして最後は病気で寝たきりになりました。

苦労の多い人生だったかもしれません。

 

母の人生と私の人生の違い

ふとした時に母の人生の事を考える事が有ります。

 

静かな人ではあったけど、笑ったり、泣いたり、愚痴ったり、怒ったりして・・

なんだか可笑しい位に要領悪く、一生懸命に生きた人だったと思います。

 

顔も、性格も私は母に似ています。

私もきっとクソ真面目に生きて そして死ぬんだな、と思います。

 

けれど、私と母が決定的に違うのは

私は子育てが終わった後、自分の命の使い方を決めた所です。

自分の命の使い方は自分で決めないと、他の誰も決めてくれません。

 

「夫や子供が思いやってくれない・・」

などと恨みを溜めたまま死ぬのは絶対に嫌です。

 

偉そうに言っていますが私も本当に危ない所でした。

人生を「こんなもんだ」と諦めかけていましたから。

 

母は私が子供の頃

「お母さんはね、 ナイアガラの滝とオーロラを 見てみたいのよ。」と言っていました。

 

そう言いながら

「ナイアガラもオーロラもどうせ無理・・」と思っていたはずです。

 

お母さん、私が行きます。

ナイアガラだけじゃなく、私は自分の行きたい所は自分の力で 必ず行くつもりです。

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