捨てられない毒母・・父のお葬式の時でさえ・・

親子問題

目次

悲劇のヒロインのような毒母・・もう限界です

父が居たから・・

父は穏やかな人でした。

 

母がキツイ言葉で私を傷つけた時は後で必ず父が抱っこしてくれて

「大丈夫。〇〇は良い子だよ。」と言ってくれました。

 

父のような人と結婚したいと子供の頃から思っていて

私は運よく優しい主人と結婚する事ができました。

大好きな父が死の病に・・

私が結婚してから2年後、父の病気が見つかりました。

私は毎日病院に行き、父と話し、必要な物を用意しました。

 

その中で母の話になり

「ママはなかなか人と馴染めないから・・

 僕に何か有ったら、ママの話し相手になってあげてね」

と頼まれました。

 

私は病気の治る見込みの無い父に

「大丈夫、安心して」

と言うと 父は嬉しそうにしていました。

父が亡くなった後

母は父の入院中も殆どお見舞いにも来ませんでした。

 

そして、いよいよ父が亡くなる間際も、「ゆっくりお風呂に入りたい」と言って家に帰り

何時間も戻って来ませんでした。

 

父の臨終の瞬間に母は立ち会う事が出来ず

死んだ父に向かって

「パパ!なんで待っててくれなかったの!?」

「酷い!」

と泣き叫びました。

 

それを見た看護師さん達は

「仲が良かったんですね・・」

と言っていましたが、私は冷めた目で見ていました。

 

死ぬまで母の事を心配していた父に

「間に合わなくてごめんなさい」ではなく

「なぜ待っててくれなかったの?」と言う母を

憎いと思いました。

 

お見舞いにもほとんど来ず、

父が今にも死にそうな数日間も母は病室に泊まることさえなかったのです。

 

お葬式でも泣き叫ぶ母は注目の的でした。

私も泣きたかったけどお葬式では色んな事をどんどん決めなければいけません。

 

私は大好きな父に安心して旅立って貰いたかったのです。

 

父の遺体を葬儀場に寝かせている時も

「死んだパパの傍に居るのは怖い」

「夜はゆっくり寝たい」と言い、

母だけが家に帰って寝ました。

父に頼まれたけど・・

父に頼まれたから母が寂しくないように気を配ってきました。

けど、もう限界です。

 

私が悪気なく発した言葉に

「あなたがあんな事を言うから

 鬱病になったかもしれない」とか

「気になってしまって胃が痛くて ずっと吐きそうなの」とか・・

 

自分1人が傷ついた被害者みたいな事を言い、電話口で泣きます。

不幸なドラマの主人公みたいに。

 

私が連絡するのを2~3日怠ると

「せめて、あなたの声を聴かせて」

と言って泣きます。

もう、うんざりです。

 

でも1人っ子の私は大好きな父から母の事を頼まれてしまったのです。

お疲れ様でした。大変でしたね

お父さんの事、大変でしたね。

入院中の事、お葬式の事、あなたはお母さんの代わりにいろんな決断をし、

やり遂げられました。

 

泣くのを我慢してやらなければいけない事がたくさん有りましたね。

お疲れ様でした。

 

お父さんは優しい、立派な人でした。

そして、感情的なお母さんの事をあなたに託されました。

 

お父さんは自分に似て、冷静で優しいあなたを信頼していらっしゃったのですね。

 

でも・・

 

お父さんは、大事な娘が自分の気持ちや暮らしを傷つけてまで

お母さんの面倒を見て欲しいのでは有りません。

 

優しいお父さんですからお母さんの事もあなたの事も大事だったのです。

 

お父さんの言葉をよく思い出して下さい。

「ママの世話を全部頼む」と言われたのではないでしょう?

 

お母さんは大丈夫ですよ。

まだまだ若いし、泣き喚く位 元気なんですから。

 

あなたは月に1度か2度、お母さんの話相手になれば良いです。

 

お母さんもあなたに頼りたくて手ぐすね引いている状態ですから、

あなたが優しくし過ぎるのはお母さん自身の為にもなりません。

 

お母さんにはお母さんの学びがあるのです。

 

「働き始めた」とでも言って(嘘も方便です)

お母さんからの毎日の電話は取らないようにした方がお互いの為です。

 

あなたはまず、自分と自分の暮しを守って下さい。

自分のエネルギーをお母さんに注ぎ過ぎるのはお父さんの望みではありません。

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