危篤状態を繰り返す父を見て。私の決心・・生きているうちに踊ろう!

介護問題

独り言です。

 

今、私の父は

生と死の間でふらふらと

しています。

 

私は父が

どちらに転ぶのか

見守っている最中です。

 

「こーーーっ」

「こーーーっ」

「こーーーっ」

父は、一生懸命

息をしています。

 

入れ歯をはずした口元は

唇がガックリ内側に入り込み

喉の奥がヒリヒリと

乾いているのがよく見えます。

 

肺炎を起こして

朦朧としているのです。

 

今までに何度も何度も

危篤状態になりました。

 

ご自分の親の

危篤状態を見守った方も

いらっしゃるでしょう。

 

両親が子供より先に

逝くのは

世の道理ですから

それは幸せな事と

言っていいと思います。

 

母は看取りました。

今度は父の番だな・・

と危篤状態になる度に

思ってきました。

 

肺炎や、貧血や

理由の分からない衰弱で

もう駄目だ、もう駄目だと

言われながら

復活してきた父です。

 

いよいよ意識も無くなり

嚥下不能になった時に

胃ろうをしました。

 

そして、その時も復活して

喋れるようになったのです。

 

生きるのが辛そうで、

私は父に「長生きしてね」

と言えなくなってから

何年も経ちます。

 

父は生きる事を

望んではいないけれど

でも死ぬのは嫌だ、

と言う状態でずっと過ごしているからです。

 

胃ろうは・・

 

私が決めたのです。

他に決める人が居なかったから。

 

もしかしたら

父にとって辛い状況を

長引かせたのか・・

と 時々自分を責めてしまいます。

 

責めなくて良いと

頭では分かっているのに

それでもやはり

考えてしまいます。

 

自分の体も状況も

思い通りにならない父は

怒りや悲しみ、不平不満を

心の中に溜めながら生きています。

 

胃ろうは、父の人生の

「悲しい、腹立たしい期間」

の割合を増やしてしまいました。

 

①「成長途中で伸び盛りの期間」

②「充実し生き生きと過ごす期間」

③「体が衰え始め不安を覚える期間」

④「何もできない自分になってしまう期間」

 

それぞれの人生のステージで

充分に学べるだけの

強さが必要ですね。

 

父は④番目の時期で

躓いてしまいました。

 

誰にでも必ずやってくる

④番目の時期まで

私は下手くそでも精一杯

楽しい踊りを踊ろうと思います。

 

そして④番目の時期が来たら、

もがきまくって

周りの人を傷つけるより・・

 

自分の悲しさは

ちゃんと自分で受け止めて、

静かに枯れていけたらいいなと

思います。

 

暗い話ですみません。

父の危篤状態を見る度に

私の星の悪い所、

「無」が出てしまうようです。

 

父は今年の2月3日までに

亡くならなければ

また復活して、

来年いっぱいは生きるのではないか、

と思っています。

 

私の体が動く今、

私は自分の幸せを味わいながら

暮らしていきたいと

思います。