認知症の実母の介護。その悲しさ

介護問題

 

いかがお過ごしですか?

このブログを訪れて下さって

ありがとうございます。

 

実の親の介護について

今日お話する機会があり、

以前書いた記事ですが

リライトしてもう1度載せさせて頂きます。

 

目次

優しい娘 献身的な介護

H子さんは50代女性です。

実のお母さんが認知症になり、

自分の家に引き取りました。

 

H子さんは奉仕の精神のある女性です。

信心深く、人に何かをしてあげたいと

いつも思っていらっしゃる人です。

 

 

お母さんをひきとり、

H子さんは献身的に介護をし始めました。

 

朝御飯には毎食必ず新鮮な果物を出したり、

お母さんの好物を出して、

少しでも食が進むように頑張りました。

 

お母さんは頼れる娘のところで

ほっとしていたようでした。

 

介護は続く

しかし、1ヵ月、3ヶ月、半年、1年・・・

介護生活は続きます。

 

悲しい事ですが認知症は

回復は難しいです。

 

してあげても、してあげても、

もう「ありがとう」とは

言わないお母さん。

 

 

H子さんには朝8時までに

出勤しなければなりません。

 

朝の貴重な時間に

家族の朝食や自分の支度や

お母さんの介護をしているのです。

 

お母さんにひと口朝食を食べさせて

他の用事をし、

またお母さんにひと口食べさせる・・。

 

Hさんが席を離して用事の途中に

ちらっとお母さんを見ると・・

 

お母さんの身体は

右側に大きく傾いて斜めになっており、

お母さんは傾いたまま、

じっとしていました。

 

「あれ?」と思ったけれど時間が無く

パタパタとまた別の用事を済ませて

お母さんの所に戻ると

右に傾いたまま、まだ じーっとしています。

 

これは 割と認知症の高齢者にはあることです。

 

 

H子さんはお母さん似です。

お母さんも若い頃はテキパキ働き

家族の世話をして来た人です。

 

優しくて働き者で

H子さんの自慢のお母さんだったのです。

 

母を怒鳴る時

勉強熱心で認知症の勉強もしたHさんは、

認知症患者のそんな症状のことは

分かっていました。

それなのに・・・・

 

「お母さんっ!!もうっ!!!

座るくらい、ちゃんと座ってよっ!!」

Hさんはお母さんに

大声で怒鳴ってしまいました。

 

 

そして・・

「怒鳴ってしまいました」と告げた後、

H子さんは一生懸命声を殺して、

長い時間、泣かれました。

 

優しいお母さん

H子さん、すごく疲れているんですね。

 

自分を育ててくれた大好きな母親だから、

その恩返しと思って

介護されてるんだと思います。

 

元気だったころを知っているから

2度悲しいのです。

悲しんでもいいけど

自分を責めないでくださいね。

 

怒鳴られたとしても

お母さんは心の芯の所で

H子さんの心をちゃんと分かっていて

そして許してくれていると思います。

 

優しいH子さんを育てた、

優しいお母さんなんですから。

H子さん、大丈夫です。

 

 

心が疲れ過ぎている人は

自分が本来持っている良さを

発揮できなくなってしまいます。

 

九星気学を使って

あなたの良さをもう1度

回復させ、

元気に暮らしていきましょう。

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