いかがお過ごしですか?
まだまだ暑さは続くみたいです。
よく、眠れていますか?
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Yさん、60代の女性です。
目次
***ご主人の運転が荒くなった
ご主人が10歳年上です。
会社を退職して、これから悠悠自適の生活を・・
と 考えていらっしゃいました。
急にご主人の運転が荒くなったのです。
Yさんもご自分で運転するので
車に同乗されるわけではないのですが、
ご主人が出かける度に車に傷がついているのです。
***認知症の出始め
最初は「運転が得意な主人が なぜだろう?」
と思っていたそうです。
それから気を付けて見てみると、
車に擦り傷をつけて帰ってくる頻度が
どんどん上がって来ました。
まだ70代だし、元気はいいし、まさか認知症の出始めだとは
思わなかった、とYさんは仰います。
***免許返納で大喧嘩
でも、あまりにも傷が多くなり、危ないなと思ったYさんは
ご主人に免許返納してくれるように頼みましたが
全然取り合ってくれません。
ある日、Yさんが自分も車にのって後をつけていくと
ご主人は赤信号を無視していました。
ご近所の交番に
「主人が車で家を出たら電話しますから、
きっと信号無視しますから、捕まえてください。
免許返納させますから!」
と頼みましたが、
「事件も事故も起こしてないのに
追跡は無理です。」と、断られました。
免許を返す返さないで夫婦で大喧嘩です。
万一 人を傷つけるようなことにでもなったら・・
とYさんは必死なのですが、
認知症が始まっているご主人はその理屈を分かってくれません。
***どうやって免許を返納させたか
どうやって免許を返納させたか・・・。
かかりつけのお医者さんが一役買ってくれたのです。
ご主人の心とプライドを傷つけないように
優しく何度も言い聞かせ、ご主人が承知するまで説得してくれました。
自分の妻の言うことは聞かないご主人でも
お医者様の言うことは聞いてくれたのです。
「良いお医者様で良かった。
今まで、藪医者とか言って、悪かった!」
と、Yさんはペロリと舌を出しました。