年老いた親の辛い介護や思い出が少しマシになった理由

気学のこと

毒親であろうとなかろうと
親が老いていくと、子供に何らかの
マイナスの影響を与えるものです。

私の両親は既に他界しておりますが
胸の重くなるような
経験も致しました。

今日は私が年老いた両親、
特に父親との関係を
ある事を学んだお陰で
少しだけマシにできた方法を
お伝えしたいと思います。

目次

最初に介護が必要になった母

私は、衰えていく両親を見るのが
とても辛かったです。

最初は母でした。
私が30才位の時に
母の病気は発症しました。

どんどん体が動かなくなる母を
どうしたら少しでも長く
自力で動ける状態でいて貰えるかが
私の大きな心配事でした。

上の子供を産んだばかりで
その頃は遠くに暮らしていた私には
月に1度1泊で実家に帰るのが
せいいっぱい。

実家には父では気づかぬような
小さな家事がたくさん
溜まっていました。

私が子供の頃は口うるさかった母でしたが
病気になってからは自分の非力を認め、
私には「ありがとう」「ありがとう」と
言ってくれました。

子供の頃は父の愚痴や不満を
私に聞かせる母が嫌いでした。
大きくなったら1秒でも早く、
1歩でも遠くに行きたいと思っていました。

けれど体が衰えた母から
「ありがとう」と聞く度、
母への優しい気持ちが湧いてきました。

毒親に悩んでいる人たちが
親からの「ありがとう」も
「ごめんね」も聞けないまま・・

ただ体と心の苦しい介護を
続けていらっしゃる話を聞くと、
自分はどれだけ恵まれていたか!
と思います。

そして、もしあなたが今 
子供から「毒親」と
呼ばれている立場なら・・

ご自分が変わりさえすれば
子供の心は少しずつ溶けていく事を
お伝えしたいな、と思っています。

私の母は病気を受け入れ、そして諦め、
世話をして貰わないとすぐに
死んでしまう自分をちゃんと見つめて、
静かに衰えて亡くなりました。

私に最期の時に
「ありがとう」「ありがとう」と
言ってくれた母。

母の介護に対する辛さは 
悲しみでした。

衰えていく母と
思い出の中の母を比べる度、
いろんな事が虚しくなってしまうので

悲しくなり過ぎないように 
心を無にしてお世話していました。

母の病気をきっかけに毒を吐き始める父

私には母よりも父の方が大変でした。
父は自分のプライドに
しがみつくあまり
私に対して毒を吐き続けました。

私をけなしたり
叱ったりする事で
自分を保ちたかったのかも
知れません。

私は毒舌に傷付き
「もう死んでくれないかな」と
思った事も有ります。

その毒舌は、悲しいことに 
私に対してだけなのです。
他の人の前では 
とても立派な人のように振舞います。

頭がはっきりしていた時は
哲学だとか、宗教だとか、
高尚そうな事を言うのが父の癖でした。

ですから妹でさえも 
父の情けない側面を
よくは知らないと思います。

途中から、父の頭の中では
私と2人で妹を育てている事に
なってもいました。
(妹は当時既に50才を過ぎていましたが)

妹と話す時の父は昔の父に戻るので
人をバカにしたり悪口を言ったりせず、
自分自身の汚さを見せる事は
ほとんど無かったように思います。

そう言えば若い頃の母も
父の愚痴を言うのは
幼い私にだけでした。

長女はそう言う役回りなのか、
と長い事思っていましたが、

それだけではなかったんだな
と言う事も
私が「有る事」を学んだお陰で
知る事ができました。

心の傷付く介護をなんとか耐えられた理由

私が学んだ「有る事」
というのは九星気学です。

私が父と接しても
以前ほど傷付かなくなったのは
九星気学の勉強をしてからなのです。

私は、友達の人数は多くは無いけれど、
長く深く付き合うタイプです。

悩む人は ほぼ同じ悩みを
20年くらいは軽く
持ち続けている事は知っていました。

そして私の悩みは親の事でした。
母の発症がきっかけとなり、
それから長い間、
父との関係に悩んでいたのです。

九星気学を学び始めてから
父の性格を冷静に見る事が
出来るようになり、
少しずつですが父との付き合いが
苦痛ではなくなってきました。

父の星は九紫火星です。
(本当はもっと細かく見ます。
 この100倍位)

ずっと威張れてきた、
ずっとイイカッコをしてきた父は
年老いてしまい、母を失い、
戸惑いと寂しさに溺れそうになっていたのです。

「どうしてそんな酷い事を娘に言うの?」
「なぜ、私にだけ心の汚い所を見せるの?」

そんな疑問が少しずつ解けていくと共に
私の気持ちはラクになっていきました。

父は元々は明るい人でしたが
寂しさや矛盾を自分の中に抱えた、
周りから理解されにくい人だった
と思います。

また自分の性格についても
客観的に見る事が出来始めました。

父も母も、どうして私にだけ
愚痴や妬み、人の悪口を
吐き出していたのか、
その理由も分かりました。

父や自分の性格を冷静に
見れるようになると
徐々に父の態度も変わってきました。

父のあの態度は私の気質が
招き寄せていたのかも知れません。

気学と共に
人との付き合い方と心構えを
教えてくださった師匠には
とても感謝しています。

毎日のお出かけ吉方でもっと元気に

父や自分の性格が分かっても
まだまだ腹の立つ事は
たくさん有って、

そんな時は
九星気学の知恵である
お出かけ吉方で元気をチャージして、
父と付き合ってきました。

そんな父も去年、亡くなりました。
死の1か月前には気管切開をして、
もう言葉が喋れなくなっていましたし、
コロナで会いに行く事も不可能でした。

父のお葬式は小さい方のお部屋を借りたのに、
それでも広すぎてガラーンとしていました。
祭壇とお花だけが立派で華やかで、
参列者はほんの10人程度でした。

父の人生の一番終わりは
とても寂しいもので
私は少し心が痛みましたが
あっという間にその気持ちも忘れていました。

今朝、父の汚れたオムツを入れていた
蓋つきバケツで雑巾を洗った後、
ふと裏側を見ると
父の名前が書いてありました。

最晩年に施設で使っていたバケツです。

自分のオムツの始末の仕方でも
随分と口やかましく
私に指示していたな
と一瞬思い出しましたが・・

もう、父を憎いとか、嫌いだとか、
そんな気持ちは全然ありません。

あの世で安らかな気持ちでいてくれたら
良いなと思います。

生きているのは束の間のこと。

いろんな工夫をして
できるだけ快適に人とお付き合いしたい
と思っていますし、

どうしてもダメなら勇気を出して
縁を切るのも有りかな、
とも思います。

どちらにせよ、どうしても
やらなければいけないのは
自分が幸せになる、と言う事です。

私があと何年、元気で頭と身体が
動くか分からないですけど
気学で学んだ事を最大限に
生かして暮らしていきたいと思います。

そして、このバランスの取れた学問を
実践する事。
それを伝えていけたら嬉しいな、
と思っています。

悩みが有ったり、解決法がなかなか
見つからないような時は
ぜひお出かけ吉方で自分の気持ちを
明るく、ラクにして欲しいです。

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