子育て自慢に要注意!自信の有り過ぎる子育て、あり余る母性は諸刃の剣

子育て

目次

公園に出た変質者?

 

息子が小学5年生くらいの時の話です。
私には 割と頻繁に会う
ママ友がいました。

 

子ども達同士が
家が近くと言う事もあり、
小さい頃から遊んでいたからです。

 

そのママ友はとても女らしく、
可愛いものが大好きで
一生懸命子育てをしている
優しい女性でした。

 

ある日 そのママ友から
電話がかかってきました。

 

「あのね、Yちゃん(息子の名)
 から聞いた?
 公園に変質者が出たんだよ!」

 

「Yちゃんと、うちの子が
 キャッチボールしてる時
 急に怒鳴りつけてきて
 キャッチボールをやめさせたんだって!」

 

「変な目つきだったらしいよ!
 あまりにも気持ち悪いから
 小学校に連絡しといたよ。
 Yちゃんも被害者ですって言っといたからね。」

 

電話口で
彼女は興奮して、
怒ったように
早口でまくしたてました。

 

「え?そうなの?
 知らなかったわ・・
 息子に聞いてみるね。
 ありがとう。」

 

叱ってくれたおじさん

 

電話を切ってから
息子に尋ねました。

 

「あのさ、今、S君のママから
 電話が有ったんだけど・・
 今日、変な人が公園に居たの?」

 

「えー?いなかったよー。
 僕とS君だけ。」

 

「でもキャッチボールしてたら
 散歩してるおっさんに
 叱られた。」

 

つまり、
その散歩のおっさんが変質者・・

 

「なんで叱られたのよ?」

 

「僕らが遊歩道をはさんで
 キャッチボールしてたから。
 危ないじゃないか、学校に言いつけるぞ!
 て言って・・」

 

「名前とクラスを聞かれた。」

 

「ふーん、それで?」

 

「名前とクラス言って、
 すみませんでしたって言った。」

 

あれ?
ぜんぜん変質者じゃなさそうだけど?

 

 

「どんなおっさん?
 なんか、変なモノ 
 出したりしてなかった?」
 (←いや、一応聞いとかないと!)

 

「んんと、普通のおっさん。
 変なモノって何?」

 

「いや、いい、いい、何でもない。」

 

別に怪しい人でも何でも
無かったのです。

 

公園には広場も有るのに
息子達は遊歩道で
キャッチボールをしていたのです。

 

そのおじさんは子供らに
「ボールが散歩する人に当たったら、
 危ないじゃないか」
と注意をし、叱ってくれたのでした。

 

理性を失うママ

 

そのママ友さんは 
可愛らしい優しいママだったけど
そろーり、そろーりと
私は距離を置くようにしました。

 

子どもが絡むと
理性を失うママって
居るのです。

 

自分の子が「悪い子」として
学校に電話されるかも・・
と思い、平常心を失ったのだと
思います。

 

もともと母親は
自分の子供に対して
盲目になりがちです。

 

「うちの子は嘘をつかず、
 純粋で心優しい」と。

 

でも・・

 

どの子も小さな嘘くらいつくし、
ケンカもすれば意地悪もします。
お友達をいじめる事だって
有ります。

 

子供の世界では
ケンカしたり仲直りしたり
いざこざを経験して
人付き合いを学んでいきます。

 

私の子供達もいろいろ
やらかしてきました。

 

けれど盲目的な母性に
取りつかれたママは、
何か揉め事があると
自分の子が一方的に被害者だと
信じ込んでしまいます。

 

どんなに説明しても
そういうママの心には
真実は伝わりません。

 

そーーっと距離を取る・・それだけが対処法

 

そーーーっと
そーーーっと
距離を取るしか
対応策は有りません。

 

実はその前から
私はそのママ友に
違和感が有りました。

 

「最近 Yちゃんって、
 先生の前で落ち着きが無いみたいよ。
 家庭内で、 何か心が
 傷ついているんじゃない?」とか、

 

「Yちゃん、うちに来た時に
 うちの母さんがさあ~って、
 あなたの事を悪く言ってたわよ。
 Yちゃんを傷つけてしまったんじゃない?」とか、

 

そんな忠告をくれていたのです。
その通りかも知れないけど、
なんだか変だなあと
思っていたのです。

 

私にだけでなく、
〇〇君は親からのトラウマが有るはず・・
✖✖ちゃんがあんな事言うのは
心のケアをして貰ってないから・・

 

うーーーん?
そうかも知れない、
そうじゃないかも知れない・・

 

どっちにしろ他所の親子関係を
気にし過ぎる。
そして他所の子供を悪く言い過ぎる・・

 

彼女にとって自分の子供が
ナンバーワンだからでしょう。
それを確認する為に
他所の親子関係が気になるのだと
思います。

 

 

子供さえ絡まなければ
思いやり有る、
甘いお菓子のような
優しい女性でした。

 

 

あり余る母性は諸刃の剣

 

自分の子育てを
「間違っていない」
「だってうちの子は
 こんなに良い子だもん!」

 

そう盲目的に信じてしまう
排他的な母性。

 

今でもあの時の
ゾクリとした感覚は
はっきり思い出せます。

 

子育ては・・

「これで良いのかな?」
「この子にとって何が幸せなのかな?」

 

「幸せになって欲しいが故に
 親の気持ちを押し付け過ぎては
 いないかな?」

 

「うちの子が
 何か迷惑をかけてないかな?」

 

そんな事を考え考え、
迷っている位で丁度いいのでは?
と思います。

 

私も親ばかで
たくさんの失敗をしてきました。

 

私の子供達も
お友達と揉め事が有った事を
何年も後に
知った事もあります。

 

自分の反省もこめて
子育ての思い出を
書いてみました。

 

子育ては、間違えるもの。
「間違えるかも・・」と
畏れつつ、育てていく事が
大事なのではないかと思います。

 

 

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