吉方位の引っ越しをしたはずなのに、ご両親に最悪の事態が・・

介護問題

良かれと思って、
そして優しい心でご両親を引き取り、
一生懸命介護していたけど

 

お父さんが1年以内に亡くなり、
お母さんが認知症と他の病気で
余命を告げられるまでに
なってしまった方のお話です。

 

目次

**気学の知識**

Bさんは少し気学に知識がありました。
凶方位とか、吉方位とか
自分で見ることができます。

 

私もその頃 
気学を勉強したいなあと思い、
自力でなんとか学べないものかと
入門書のような物を買い 

 

自分の本命星はこれだから・・
と 楽しんでいたのです。

 

**吉方の引っ越しをしたのに**

Bさんはご両親の身体が
弱ってしまったのを機会に
自分の家を少し改造して

 

ご両親の家から
自分の家が吉方位になる年と月に
お二人を引き取りました。

 

Bさんは頭の良い、心の正しい人です。
ご両親が気持ちよく
過ごせるように気配りしました。

 

それなのに・・・

 

お父さんは引き取って 
1年経たないうちに亡くなり
お母さんは2年後、点滴だけで
命を繋ぐ状態になられました。

 

ご両親ともまだまだ
年齢的にはお若かったから
その時、Bさんも辛いだろうなあ
と思っていました。

 

そして・・・
私が本格的に気学を学びだして
はっと思い至った事が有りました。

 

**北の吉方**

Bさんのご両親の引っ越しは
お二人にとって
吉方だったのですけれど
方向が 北でした。

 

北の吉方は最初 
まるで凶方位をとったかのように
苦労や不調が出ます。

 

若い人、元気な人なら
その苦労を乗り越えた後
ポタポタと滴る水が
やがて小川となり大河となり海となる・・

 

北の吉方はそんな素晴らしい吉方です。

 

でも・・・
既に70才を超え、
しかも病気の出始めたご両親には
その苦労や不調を乗り越えるだけの
体力、気力、エネルギーが無かったのです。

 

**もう、言いません**

Bさんは、ご両親が
老後を少しでも安らかに楽しく
過ごせるようにと

 

いろいろタイミングを
計って吉方を取り、
一生懸命引っ越しさせました。

 

それを思うと切ないです。
もちろん、この事はもう、
Bさんには言いません。

**迂闊な鑑定はしない!**

気学は動の学問。
自分が動いて、開運していきます。
だから方位がとても大切です。

 

引っ越しは人生に大きな影響を与えます。
本に載っている、九星だけで
引っ越しの吉凶を決めないで欲しい、
と思います。

 

その方角によっては
最初は凶方のような作用も有るし、
またさらに大きな影響を与える
別の要素も有ります。

 

私は 引っ越しの相談を
受ける時には特に、
Bさんご両親のことを思いだし、
「絶対に迂闊な鑑定はしない!全神経を集中させる!」
と 自分に言い聞かせます。

 

引っ越し鑑定は
その位の緊張感が有ります。

 

くれぐれも素人判断は
しないで下さい、
と言いたいです。

 

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