いかがお過ごしですか?
私の下手くそな育児の
思い出話を
書かせてください。
目次
砂場のある公園
子供は砂場が好きですよね。
家の近所に
丁度いい公園が
ありました。
滑り台、ブランコ、
砂場にジャングルジム。
もちろん私たち親子も
公園通いです。
行くのは良いんです。
帰れない!!
いったん出かけると
自分のお家に帰れないのです。
息子は
砂まみれ、泥まみれになって
いつまでもいつまでも
砂と格闘するんです。
最初は他のお子さんや
ママ達も居て、
楽しく遊んでいるんですが・・
夕方になって
「夕焼け小焼け」の放送が
小学校から流れてきます。
なんだかうら寂しい
気持ちのする時間です。
「またねーー」
「うん、また明日ねーー」
と言って一人減り、2人減り・・
最後に残るのはいつも
私たち親子でした。
お家に帰りたい!晩御飯も作ってない!
「ゆうちゃん、もう、
お家に帰ろうか?」
「だっっ!!(ダメ)」
「お家で何食べようかな?
ゆうちゃんが好きなご飯、
作ろうっと」
「・・・・・(無視)」
「パパ、帰って来ちゃうよ。
ねえ、ゆうちゃん、帰ろう」
「・・・・・(無視)」
とにかく必死で砂と格闘中。
「じゃ、ママ、もう帰るわ。
あーあ、ゆうちゃん、
1人になっちゃうよ?」
「・・・(無言でバイバイと手を振る)」
「じゃあねー、バイバーイ!」
いいの?
いいのね?
バイバーイ!」
・・と言って姿を消し、
物陰から息子の様子を見る。
・・・
全然へっちゃら。
砂と一体化して遊んでいる。
口裂け女の伝説?
それでもう、
しょうが無いので
息子を横抱きにして
抱えて家まで走ります。
辺りはもう、薄暗いのです。
息子は当然、
誘拐犯にさらわれたかの様に
泣き喚きます。
その家を引っ越してから
10年位たって、
昔のご近所さんに出会ったら・・
今でも
「夕方7時くらいに
幼い子供を横抱きに抱えて
走る女が出る」
そう言う伝説が
残っていました。
そう、それは私です。
まるで口裂け女みたいな
言われ様・・
がくり。
あの頃、気学を知っていたら・・
あの時、
「どうしてうちの子だけが
親の言うことを
聞いてくれないのか?」、
「私の育て方が悪いのか?」
と、かなり悩みました。
息子が長じて分かったことは、
この人は
「自分のやりたい事だけをやる人」
だったということです。
あの頃、九星気学を知っていたら
もうちょっと
育児のストレスは
軽かったと思います。
三つ子の魂 百まで。
この諺は本当です。
ママのせいじゃ無いと思います。
口裂け男の伝説??
そのうち、夫も
夕方7時になっても
家に電気が点いてない時は・・
公園に「ただいま~」
と帰って来るようになりました。
そういう日は
「幼い子供を横抱きに抱えて走る男」
が出るわけです・・・。
手探りで、
ああでもない、
こうでもないと
迷いの多い育児でした。