大学院を卒業し、
2週間ほど家に居た息子が今、
家を出て行きました。
来月から東京で働く為です。
大学入学と共に
18歳の時から家を出ていましたが
今回の旅立ちはやはり感慨深いです。
訳も分からず子供を育てて来ました。
良い母親でありたかったけど、
一生懸命頑張って来たけど、
知らず知らず子供の心を
傷つけた事もたくさん有ったと思います。
また、子供自身も
誰かを傷つけ、
そして誰かに傷つけられる事も
有ったでしょう。
でも、本人の知恵や、
色んな人のお陰で
心の傷を修復しながら
成長したのだと思います。
母親としての自分に酔ってしまったり
これが子供への愛だと
勘違いしたり、
子供を持つ事で生まれる様々な執着。
それと戦う事が
育児における
私の課題だった気もします。
いえ、過去形ではない、
今も、そしてたぶん死ぬまで
取り組んでいく問題でしょう。
この思いは子供を愛しているからか?
それとも自分を愛しているからか?
自分のエゴから目を離さないで
少しずつ少しずつ、
自分勝手な 要らない心を
削り落とす作業。
私にとっては痛みを伴う、
なかなか厳しい仕事です。
自分を気学で鑑定すると
その課題が
はっきり出ています。
私は、人よりも少し早く
親の老いと病気による辛さを
味わいました。
そして欲しくてたまらなかったのに
子供にはなかなか
恵まれませんでした。
まず育児が終わり、
その後 親の老後の心配が
始まる人が多いかと思いますが
私の場合は育児と親の問題が
いっぺんにやって来たのです。
自分の親と私、
そして私と息子や娘。
私は親子関係にまつわる何かを
克服する為に
生まれて来たのかも知れないな、
と思います。
社会人として
1人立ちした息子は
親からの援助は無くなります。
彼にとっての新しいステージです。
気の強い子ですから
いろんなチャレンジをし、
自力でやって行けるでしょう。
遠くからエールを送りつつ
私は私の新しいステージで
努力して行きます。