毒母への置き手紙・・さよなら、お母さん。因果応報です。

親子問題

目次

ある日突然、娘が消えた

悲しいご相談を受けました。
学校を卒業して、
まだ1年しかたっていないお嬢さんが
家を出て行ってしまった、というのです。

ご主人が亡くなってから
保険金で細々と
二人三脚で暮らしてきた、
との事でした。

やっと娘さんが就職して
これからは娘さんの収入も有るし
安心だと思っていたそうです。

自慢の娘さんとは
ずっと仲良しで、
今回も誕生日に
旅行をプレゼントしてくれたそうです。

自分は仕事が有るから
一緒に行けないけど
誰か仲の良いお友達とゆっくりしてきて、
とお金をくれたのです。

そして旅行から帰って来たら
娘さんの部屋は空っぽで、
置手紙が有ったそうです。

母親を捨てた娘からの手紙

お母さんへ

私にいつもお父さんの悪口を
言っていて
私が居るから、離婚出来ないと
言っていましたね。

私はそれを聞くのが嫌だったのです。

そんなに嫌いで、
毎日お父さんの悪口を
聞かせる位なら
離婚して欲しかったです。

一度、お父さんの事を庇うと
あなたはすごく嫌な顔をして、
機嫌が悪くなりましたね。

お母さんのその顔が嫌で
いつまでも機嫌を直さないので
私もお父さんの悪口を
頷きながら聞く様になりました。

近所の人に
「うちの娘は主人の事が大嫌いで・・」
と言っているのを聞いた時は
「違う!」と思いました。

お父さんは無口な人だったけど
私を怒らなかった。
私の意見を聞いてくれた。
私がどう思うか、尋ねてくれた。

理由の分からない事で
いつまでも怒るのは・・
私の気持ちも聞かず
自分の考えを押し付けるのは・・

お母さんでした。

私の進路も、就職先も
結局お母さんに押し切られ
決めてしまいました。

もう、お母さんの選んだ人生を
生きるのは嫌です。

「アンタはお父さんソックリ」
「そのずる賢さはお父さんに似た所為」
「平べったい顔はお父さんの血筋」・・

私がお父さんに似ているから
だから私の事も
嫌いだったんですか?

「お父さんは自分さえ良ければいい人だから。」
「お父さんはアンタの事なんかどうでも良いのよ。」

そんな言葉を聞き続けるのは
辛かったです。
やっぱりお父さんも私の事が
嫌いなのかな?と思っていました。

ごめんね、お母さん。
私はアナタより
お父さんの方が
ずっと好きでした。

ただ、あなたの機嫌が
悪くなるのが嫌だから
嫌いな振りをしていたのです。

お父さんがあんなに早く
死ぬなんて思わなかった。

私が病院にお見舞いに行く時は
いつもお母さんが
文句を言いながら付いて来て、

お父さんと2人きりに
しないように
していましたね。

私とお父さんが仲良くなるのが
怖かったですか?

お父さんが死ぬちょっと前、
私は学校帰りに
コッソリ病院に寄りました。

お父さんは喋れなかったけど
私に手を伸ばして、
ヒンヤリした手で私の手を
握ってくれました。

「お父さん」と呼ぶと
1度 目を瞑ってくれました。
もう一度「お父さん」と呼ぶと
細い手でギュッと手を握ってくれました。

お父さんは私を嫌っていない事が
伝わってきました。

お母さんはいつも
自分だけが正しいと思っていて、
お母さんの思う通りに
私を作ろうとしていました。

私が意見を言うと
バカにしたり、脅したり、
お母さんの考える通りの
人生を歩ませようとしましたね。

今までは仲良くしていたけど
本当はお母さんが窮屈で苦しくて、
自分はお母さんの
被害者だと思っていました。

けど・・

本当の1番目の被害者は
私ではなく
お父さんだったのだと思います。

お父さんを長い間孤立させて
子供の私も近寄らせないで
でもお給料だけは当然の様に受け取って、
自分のお友達と笑っていたお母さん。

今まで、幸せでしたか?
それとも嫌なお父さんが居て、
不幸でしたか?

大嫌いなお父さんが死んで
今、幸せですか?

さよなら、お母さん。
自分がお父さんに
味わわせて来た孤独を
今度は自分が味わって下さい。

因果応報と言う言葉は
お母さんが私に教えてくれました。
お父さんの病気が分かった時に
あなたがお父さんに言った言葉です。

お母さん。
因果応報。
私はお母さんが嫌いでした。

さようなら。
(一部変更しています)

親不孝な娘

「なぜこんなに酷い事を」
そう言って、悲しんだり
憤慨したり、しておられました。

娘が今のように幸せなのは
自分がいろんな努力をして
育ててきたお陰なのに・・
と泣いておられました。

そうですね。
とてもとても悲しい出来事です。

子供に良かれと思って
自分の考えを押し付けたり、
子供をご主人への不平不満の
はけ口にしてしまったり。

それは多くの人がしてしまう過ちです。

そして普通なら
有耶無耶の内に
許して貰えるような事かも
知れませんね。

ご主人の早すぎる死で
その過ちは際立ってしまいました。

「黙って家を出て行くなんて、
しかも親を騙して
その隙に出て行くなんて、
こんな親不孝な娘だとは!」

そう嘆いておられましたが、
それには理由が有るのです。

娘さんは子供の頃から
何度も何度もお母さんに
自分の意見や気持ちを
伝えようとしてきたはずです。

でも
「自分の意見は受け入れられない」
そう学習してしまっています。

「お母さんには言っても無駄」
と頭と心に刻み込まれているから
娘さんは黙って、断固として、
行動に出たのです。

それは娘さんが
非常識な酷い人間だからではなく、
お母さん自身のこれまでの行動が
原因です。

あなたが今、すべき事

娘さんに1日何度も
ラインするのは
やめた方が良いです。

こんな行動をする子供さんは
自分の居場所を完全に隠す為に
住所の閲覧制限をかけたり、
その前にまずラインをブロックしたり
するものです。

あなたがラインをし続けると
早晩、ブロックされるのは
確実です。
とにかく、ラインは止める事!

あなたのラインやメールは
間違いなく娘さんを
追いつめています。

「心配だから」と
ラインし続けるのは
あなたの我儘だと言う事に
気付いて欲しいと思います。

今、あなたが気付けば
時間はかかりますけど
修復は可能です。

どうか娘さんを責めないで下さい。
娘さんの行動が
あなたにとっては親不孝としか
見えないかも知れませんが・・

そうなるにはそうなるだけの
理由が有った事を
理解して欲しいと思います。

それは娘への依存です

ご主人のお陰で
立派な家が有るし、
ご主人の遺族年金も有りますね。

そこにさらに
娘さんにお金を入れて貰って
自分は専業主婦として
家を切り盛りしていこうと言う考えは
間違っています。

あなたの願いは
娘さんへの依存です。

自分の考え方が
もしかして間違っているのではないか?
そう思える人になって欲しいです。

まだアナタはとても若いのですよ。

娘さんの行動を非難したり
恨んだりしないで
自分で働いて、行動して、
新しい楽しみを見つけるべきです。

「私には無理」
「こんな状況だから出来ない」
厳しい言い方になりますが、
その言い訳は 我儘です。

仲の良いお友達も
いらっしゃるのなら、
娘さんの事は自由にさせてあげて
自分で自分の人生を充実させるのが
良いと思います。

人はみんな、
幸せにならなければいけません。

そして自分が幸せになるのを
誰かに依存してはいけません。

1人1人が自分の力で
幸せになるべきです。
娘さんはその為に行動を起こしました。

あなたは必ず
幸せになれますから、
大丈夫ですから、
行動を起こして下さい。

同じ様な悩みをお持ちで
「じゃあどんな行動をすれば良いの?」
と言う方は、
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