目次
農家の嫁として
60代女性A子さんのお話です。
20代で結婚してから40年間、
お姑さんと同居です。
お舅さんは10年前に
亡くなりました。
農家の嫁として
なかなか大変な嫁姑問題を
抱えてきました。
大家族の中で
お嫁さんのお風呂の順番は最後です。
古いお家で、結婚した当時は
薪でお風呂を焚いていました。
A子さんがお風呂に入る時には
お風呂の水深5センチ。
しかもお湯は濁ってドロドロです。
何度も
離婚して実家に帰ろうと
荷造りした事も有りました。
お姑さんの認知症
お舅さんが亡くなられた後
お姑さんは認知症が
出てきました。
それでもお姑さんは
自分自身も農家の嫁として
毎日働いてきたからでしょう、
今でも煮物を作ります。
味付けは大量のマヨネーズとお醤油。
お肉や野菜をふんだんにいれて
マヨネーズとお醤油を
グルグル回し入れます。
私は 勿体ないと思いました。
「その煮物、どうするんですか?」
とA子さんに聞くと・・
「ふふふふ、姑さんについであげて
残りはこっそり全部捨てる。」
とのお答え。
お姑さんは自分の煮物を
満足して平らげるそうです。
「あんなしょっぱいもの食べても
長生きする人はするのねえ。」
と、A子さん。
たまにお姑さんから
「煮物はもう無くなったのか?」
と聞かれたら
「お姉ちゃん(小姑)が来て
欲しい欲しいというのであげた。」
と言うそうです。
「どうせボケてるんだもん。
分かりゃしないわ。」
と、あっけらかん。
切り捨てるべきモノを知る
食材が無駄になろうと
マヨネーズが1度の煮物で
1本無くなろうと
そんな事はどうでも良いのです。
自分の心の安定のために
ばっさり切り捨てるべきは何かを
A子さんは知っているのです。
切り捨てるべきものを知って、
そして心を痛めないのは
充実した人生を送ろうとする
A子さんの知恵だと思います。
この境地まで至るのに
40年近くかかったのです。
私はA子さんから
たくさんの事を
教えてもらいました。
この逞しさは
長い間A子さんが我慢してきて、
ギリギリの所で手に入れた
生きる知恵だと思います。
あなたが切り捨てるべきモノは?
あなたが自分の人生を
余計なモノに振り回されずに
生きる為に、
捨てるべきモノは何でしょう?
自分の人生を生きる為に
鈍感であるべき部分
大事にするべき部分を
気学を使って鑑定できます。
1人では見極める勇気が湧かない時、
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