子供に伝えたい1番大事な事・・邪慳にされても真剣に子供を愛す母親

日々の気づき

目次

我が家の近くの四つ角に

我が家からは小学校が見えます。

ですから子供が小1の頃は

家の窓からこっそり子供が

帰ってくるのを見ていました。

 

ちゃんと帰ってくるかな?

ほんとは迎えに行きたいけど

それじゃ子供の為にもならないしな・・

 

と言う訳でカーテンの陰に隠れて・・

 

子供がトコトコ歩いている姿や

土砂降りの中、水たまりを

せっせと傘ですくっている姿を眺めて

ニマニマしていました。

 

4つ角に立つお母さん

うちの子供達は

とっくに小学校は卒業したので

そんなストーカーみたいな事も

もうしていません。

 

でもある日

1人のお母さんが我が家の角に

佇んでいるのを見かけました。

 

どうやら小1の男の子の帰りを

小学校から少し離れたその四つ角で

待っているようなのです。

毎日毎日

何しろ我が家の真横ですから

度々見かけます。

 

小学生の下校時間の

随分前から

そのお母さんはじっとその角に

立っています。

 

小学校から

黄色いカバーのランドセルを背負って

小1の男の子が歩いて来るのを

じっと見ています。

 

見る、というよりも

ひたっと見つめているのです。

 

男の子はお母さんを見つけると

ニコっと笑って

重そうなランドセルを揺らしながら

走り寄ります。

 

お母さんもしゃがんで

男の子を抱きしめます。

お母さんの障害

男の子が2年生になっても

3年生になっても

お母さんは同じ角で

自分の息子を待っていました。

 

余りに毎日見かけるので

徐々に私はそのお母さんに

少し障害があるのが

分かってきました。

 

軽度の脳障害が有るようでした。

 

男の子も小学2年生までは

お母さんの顔を見て

嬉しそうにしていましたが・・

 

3年、4年と学年が上がるにつれて

お母さんを疎ましそうにしているのが

分かりました。

 

一緒に帰るお友達の手前、

自分だけお母さんが迎えに来ているのが

恥ずかしいのだと思います。

 

お母さんを無視して

わざとお母さんに

近寄らないようにして

友達と通り過ぎたり、

 

自分1人の時は

お母さんが差し伸べる手を

振り払ったり

するようになりました。

 

それでも・・・

それでもお母さんは

雨の日は長靴を履き

傘をさして、

夏の暑い時は帽子をかぶって、

 

子供の下校時間に合わせて

四つ角に立っていました。

 

男の子が卒業するまで

毎日立っていたと思います。

 

男の子はお母さんが追い付けない程

さっさと速足で歩いて

お母さんと肩を並べて帰ることは

もう有りませんでした。

 

 

元気かな?

男の子が小学校を卒業して、

2~3年は経つと思います。

お母さんも四つ角で待つことは

なくなりました。

 

お母さんの愛情は

成長した息子には

そぐわなかったけど、

 

子供を思う気持ちは

私にも悲しくなる程

伝わりました。

 

あの男の子も思春期には

お母さんに邪慳にする事も

きっと有るでしょうが

母親の愛情を疑うような事は

決して無いと思います。

 

障害が有れば

辛い事もたくさん有るはずです。

 

けれど母親として

1番子供に伝えたい事は

時間はかかっても必ず伝わる、

と思います。

 

あの男の子もその大切さを

暖かく、切なく、

思い出す時が来ると思います。

 

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