目次
何十年も気づかなかった事
40代女性のお話です。
我儘で自分勝手な父と我慢する母
私は両親が年を取ってからの
子供です。
そのせいか、
他の家庭よりも古臭い、
堅苦しい雰囲気の中で
育ってきました。
父は家庭ではあまり喋らず
仕事ばかりしていました。
母は何でも父の言う事に従い
夫婦喧嘩などは私の記憶に有りません。
私は友達から
「お父さんとお母さんが喧嘩して・・」
という話を聞く度に
「うちの両親は喧嘩なんかしないな」
と何となく自慢に思っていました。
私に愚痴る母
けれど母は私に
父の愚痴をこぼしていました。
「お父さんは自分1人で旅行に行き、
私も子供もほったらかし」
「非常識な事ばかり言って
私がどんな気持ちになるかも
分かってない!」
「私がちょっと買い物をしたら
もったいない、と言うし、
洋服の1枚も買ってくれない」
母の愚痴が途切れる事は
有りませんでした。
私は母が可哀そうだったので
相槌を打っていましたが
愚痴を聞くのは
心が暗くなるので嫌でした。
そしてやはり父の事が大嫌いでした。
「お父さんはアナタの事を
要領が悪いと言ってたわよ。」
などと母から聞いていたからです。
ですから物心ついてから
父に甘えた記憶も喋った記憶も
有りません。
「お父さんのせいで
お母さんがこんなに苦労している」と思い、
私自身は母にこれ以上の
苦労を掛けないように
子供らしい我儘も言わず、
生きてきました。
父が亡くなってから
父が急に亡くなってから
4年経ちます。
正直 悲しいとは思いませんでした。
むしろ
「これでやっとお母さんは幸せになれる」
と思いました。
父のお葬式が済んですぐ、
母は私に叔母の悪口を
言いました。
「まったく、お父さんにそっくりだわ」
「目立ちたがりで良いカッコしい」
その悪口は30分くらい続きました。
私はそんなものかな・・と
聞いていました。
母の愚痴は・・
母は毎晩私に電話をかけてきます。
その内容は
実家の隣の家の人の愚痴で、
毎回似たり寄ったりの
悪口なのです。
母は誰かの愚痴を言わないと
気が済まない人なのかも・・
と気づきました。
電話に出ると気が滅入る事は
分かっているのに、
何故なのか母からの電話に
出ずにいられません。
母から電話が来る時間帯が近づくと
重い気持ちになり、
食欲も無くなります。
苦労しっぱなしの母だから
老後は私が見てあげようと
思っていましたが、
愚痴だらけの母と
一緒に暮らせるのか
不安になってきました。
本当の父は?
そしてもう1つ、
父は本当に母の愚痴通りの
人だったのだろうか?
という思いが湧いてきました。
私は母の愚痴を鵜呑みにして
何十年間も父を嫌ってきました。
ほとんど口さえ利きませんでした。
もしかしたら私は
大きな間違いをしていたのでは?
本当の父の事を何も知らなかったのでは?
と思います。
もしそうなら、父と私は
母の被害者なのではないか
と思います。
同居しない罪悪感
母が高齢となり
そろそろ1人暮らしも心配です。
しかし、父に対する申し訳なさや
母に対する不信感で
一緒に暮らしていけるのか
自信が有りません。
けれど母は年老いて弱るばかりです。
早く同居を始めてあげない事で
罪悪感を感じています。
いつも母の事が頭から離れず、
重い気持ちから逃れられません。
母親の保護者だったあなた
小さい頃から
お母さんの愚痴の聞き役を
していたのですね。
楽しい役目ではありませんでした。
子供のあなたがお母さんの
保護者のような立場でした。
お母さんの心配を増やさない為に
あなたは子供の頃から
しっかりした大人のように振舞って
来られたと思います。
お母さんが小さなあなたを
自分の愚痴の捨て場所に
してきたのは残念な事です。
お母さんとの同居は・・
お母さんとの同居に
不安を感じるのは当然です。
お母さんはまだまだ自分の事を
自分で出来るのですから
あなたが慌ててお母さんの保護者に
なる必要は無いように思います。
お母さんは昔からの「愚痴の聞き役」の
あなたを再び得て、
生き生きと誰かの悪口を
言い続けるでしょう。
罪悪感に負けて同居を始めると
間違いなくあなたの心が
疲れてしまいます。
同居はできるだけ
避けた方が良いと思いますが、
どうしても同居するなら
できるだけその時期を遅らせるように
工夫してください。
それはあなたの為でもあり
お母さんの為でもあります。
あなたの心が潰れてしまえば
高齢のお母さんだって困りますから。
お母さんの為にも
あなたは健康であるべきだから・・
同居しない事に
罪悪感を覚える必要は無い・・
私はそう思います。
どうしても罪悪感から逃れられないなら・・
どうしても高齢の母の事を考えて
気持ちが落ち込んでしまう人に・・
あなたの気持ちを引っ張り上げ
幸せの引き寄せを起こす、
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