いかがお過ごしですか?
このブログを訪れて下さって
ありがとうございます。
今日は(今日も?)
くだらない話を聞いてください。
目次
心が疲れていました
私は父親との付き合い方で
心が疲れていました。
プライドの高い父は娘に介護されることが
我慢ならないのか、
それとも介護されるようになっても
自分のプライドを必死で守ろうとしたのか、
私に対する説教を生きがいにしているような所があります。
「人の世話をしていい気になって
気分が良かろうな」とか
「そんな低い志で暮らすなど
恥ずかしいと思え」とか、
そういう説教です。
先日このブログにも同じような内容を書きました。
疲れていても やらなければいけない家事
とにかく私は精神的に疲れていました。
毎日 クタクタでした。
けれど 私には夫も子供もいます。
ささやかな仕事も持っていましたが
私の役割の第1番目は「主婦」だと
その頃思っていました。
ですから どんなに親の介護で心が疲れていても
夕食の準備だけは
出来合いのものなど買わず、
手作りを欠かさないようにしていました。
その日も父の暴言に傷つきながらも
黙って我慢し、疲れた気持ちのまま
夕食の食材をスーパーに買いに行ったのです。
重く、大量の買い物
お米とかお醤油とか
重い買い物がたくさんありました。
野菜売り場に行くと
ずっしり大きくて きれいな白菜が
安く売られていて
私は少し嬉しくなりました。
そしてふと、
「私の喜びって 良い白菜を買うぐらいの
事なんだな」と
心の中で自嘲気味に呟きました。
「いろいろ重い買い物しちゃったけど・・
でも 白菜も頑張って買って帰ろう」
そう思ってレジに向かい
買った品物を袋に詰めていました。
頭の中には さっき父から言われた
「人の世話をして気分が良かろう」
の言葉がまだ残っていました。
「気分なんて言い訳ないじゃん!」
そんなことを ぐるぐると考え
頭はぼーっとしていたのです。
「もしもし、落ちましたよ!」バリトンの声
品物を詰め終え
スーパーの出口に向かって 歩き出した時です。
「もしもし!落ちましたよ!」
私の後ろからバリトンの声が聞こえました。
え?
こ、これは、憧れのアレでは?
「お嬢さん、落としましたよ」
と言って 素敵な男性が私の落としたハンカチを
差し出してくれるっていう・・・
子供のころから
ドラマとか映画に出て来る
その古臭い男女の出会いに憧れていたのです。
で、でも・・
私は人妻ですけど?
どうしたら傷つけずに
お断りできるんでしょう???
ええと・・それによく考えたら
「お嬢さん」じゃないですけど?
はい。すみません。
もともとお嬢さんなんて言われてないけど
トキメキで頭がパニクっていたのだと
思います。
別に不倫なんて頭の隅っこにさえありません。
でも 男の人に声を掛けられるなんて
ええと・・・・思い起こせば
30年ぶり・・・。
私は心がぱあああっと明るくなりました。
誰か親切な男性が
私の落とし物に気づき、声をかけて下さった・・
その優しさが私の心を明るくし、
正直言うと男性の声を「素敵♡」と思ったのです。
振り返って 見たものは
「はい?」と答えて
ニッコリと振り返った私が見たのは
私が落とした大きな白菜でした。
「・・・・・・・」
さらにどっと疲れが出たのと
一体全体、こんな大きなものを
袋から落とすなんて
私ったら、どういうことかしら?と思うのとで
頭が真っ白になってしまい・・
しばらくその場で
落とした白菜を見つめてしまいました。
お礼も言わず、
そのまま固まってしまった私の横を
その男性はすり抜けて行ってしまいました。
今日も、明日もいい日にしよう
それでも私はなんだか少し
楽しい気分になって「どっこいしょ」
と声をかけてズッシリ重い白菜を拾い
家路を急ぎました。
少し元気が出た私は
「今日も、明日も自分で良い日にしよう」
と思いました。
バリトンの人、ありがとうございました。
冬の日には珍しい、
鮮やかな夕焼けの日の事でした。
おバカな文章を
最後まで読んでくださって
ありがとうございます。
気学を使って、
ほんのちょっとでも
心が軽くなる具体的な方法を
お伝え出来ます。