親の介護で妹を恨んでいた時(その1)

その他

介護しない人から諫められると腹が立つ

恥ずかしいんですけど
私は長い事 
妹を恨んでいました。

 

私が父の言葉に傷付いて 
心がボロボロだと感じた時。

 

父の汚物の処理を 
父本人から怒られながらしていた時。

 

父が自分の権威(?)を保つために
ついた嘘に振り回され
無駄な仕事を一生懸命していたんだ
と気付いた時。

 

妹が電話で
「お父さんの調子、どう?」
と聞いてきた時に

 

「うんこだらけで激怒してたわよー。」
などと 説明しようとすると
「老人って皆そんなものよ。」
「いちいち腹立てたらキリがないよ。」
と言われていました。

 

伝わらない現実

確かに!
老人って皆そんなものです。

 

でも私の頭の中にあったのは・・・・

 

その時の父の怒鳴り声、臭い。
枯れ木のようになった父の足。
汚れた私の手。

 

老人の皮膚からいくらでも湧いてくる
カサカサの粉。

 

変形変色して
はがれかかった足の親指の爪。

 

焦点の定まらない怒り狂った目。
口の端に溜まったツバの泡。

 

放たれた父の言葉。
パジャマやシーツの あの色・・・。

 

これら全部を
「お父さんがうんこだらけで激怒」と 
呑気な表現しかできない私でした。
私の話し方は下手すぎました。

 

現場を見ていない妹に 
私の体験が伝わる訳が
無かったのです。

 

「お父さんが粗相をしたから
 お姉ちゃんたらプンスカしてる」
そのぐらいのイメージしか
伝わってなかったと思います。

 

恨みを溜める介護者

自分の不器用さに
思い至ることなく、

私は妹に対して
「何もしないで、偉そうに言わないで!」
と心の中で腹をたて、
妹に伝えることを放棄して・・・

 

でも恨みだけはずっと
心に溜めていました。

 

協力できない精神状態だった妹

実は介護が始まったばかりの十数年前は
何度か伝えようとした事も有ったのですけど
親の状態を告げると
妹は電話口で号泣してしまうのです。

 

妹は妹で将来に対する不安などが
有った時期だったのかも
しれません。
これは今の私だから思えることですけど。

 

妹は泣いて泣いて
「じゃあ、お姉ちゃんは
 私にどうしろって言うの?」
と震える声で怒ります。

 

「あ、なんか、お父さんのこと、
 辛いなあって思ったけど
 あなたに聞いてもらったら
 なんかすっきりしたわ~。」

 

「助かったわあ!大丈夫。
 お父さんとお母さんの事はまかせて。
 気にしないで。
 私って、ほんとにバカねえ!!」

 

そう言って私がおどけてみせるまで、
妹は泣きやみませんでした。

 

人に伝えることを諦めた

そんなことを繰り返していくうちに
私は介護の悲しい現実を 
人に伝えることを
諦めてしまいました。

 

言ったって、しょうがない」・・
そして 妹に対する
恨みだけは積もっていったのです。

 

自分の中に疲れと悲しみを抑え込んで、
どうしても爆発しそうな時は
日本酒をコップ一杯一気飲みして
頭をぼんやりさせて・・

 

子供らには笑っていました。

 

その頃、別の件でも
子供らを不安にさせてはいけない事態に
なっていたものですから。

 

そうやってごまかして
一晩寝たら
次の日はまた次の日です。

 

老人介護 八方塞がりの壁

自分で凝り固まって
自分で八方ふさがりの壁を
作っていたと思います。

 

続きは別記事にしました。
良かったら、読んでくださいね。

妹を恨んでいた時(その2)

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