いかがお過ごしですか?
先日、いろんな心配事で
心が壊れそうになっている友達と
話しました。
「急いで教えてあげたいことがあるの」
と彼女は私を呼び出しました。
目次
ドロドロとした黒い感情
私は相手の気持ちに引っ張られてしまう
弱い所があるので
その人の気持ちが高ぶっているのを感じて、
ついつい一緒になって心がザワついてしまいました。
頭の回転の速い人で
「あの人がこう言った」
「この問題の解決法は?」
「腹立たしくて堪らない」
次から次へとネガティブな考えが
脈絡なく浮かんでいるようです。
あまりにも次々と浮かんできて、
収拾がつかなくなっている感じ。
でもその人は
自分の思考の暗い部分を
意志の力で抑え込もうとしていました。
抑えても抑えても溢れてくる
けれど抑えても抑えても
ドロドロとした黒い感情が溢れてきて
間に合わないのです。
本当はそんなネガティブな人ではありません。
他人の私が聞いても心が擦り切れそうなことが
彼女の身に起きてしまったからなのです。
頭の回転の速さって
自分を苦しめることもあるんですね。
私はそのスピードに
少し圧倒されました。
人に教えてあげることで自分を保つ
自分の生き方に自信のある彼女は
そんな状態でも
私が自分と同じ失敗をしないように
アドバイスを与えようとするのです。
自分がしっかりしていると自分に言い聞かせること、
人に何か教えてあげる自分でいることで
なんとか踏ん張って持ち堪えているのです。
ヒリヒリした気持ちが
伝染してしまった私は
辛くなりました。
まず、その人が私を心配して忠告してくれたことに
「ありがとう」と言いました。
コーヒーを注文して
2時間位 お話を聞きました。
どうしたら こんなにも傷付いているこの人が
自分の傷をえぐるのを止めてくれるのかな?
どうしたら 少しでも落ち着いてもらえるのかな?
そんなことばかり考えていました。
彼女の耳に届かない
けれどその人は、
喋っても喋っても
心から湧いてくる黒い怒りや悲しみが
尽きることは無かったです。
たったの2時間では吐き出しきれない
気持ちだったのでしょう。
彼女の事情を考えると
無理もありません。
何か、心が楽になることをしてあげたかった。
少しだけ私も喋りましたが
彼女の耳にはほとんど
届きませんでした。
「深呼吸して」と言えば良かったかな?
それとも そんな事を言うと
かえって刺激してしまったかな?
あのままじゃ自分の思考で
自分の心をどんどん攻撃してしまう。
少し、心配です。
せめて 彼女が夜ぐっすり眠れますように。
あ!北枕にしたらいいよって
教えてあげれば良かったかな?
・・・いいえ、あの場でそんな事を言ったら
彼女の辛さを馬鹿にしたみたいに聞こえたでしょう。
肩を抱いて背中をさすってあげれば
良かったかな?
・・・いいえ、お店でそんなことをしたら
彼女のプライドを傷つけたことでしょう。
その人が「あなたも気を付けてね」と言うので
「うん、気を付けるね。
大変な時なのに 教えてくれてありがとう。」
と答えました。
そうして その日は彼女と別れました。
先生の言葉
彼女の為に、何の良い事も
出来ませんでした。
何か人の役に立ちたくて、
せっかく九星気学を習ったのに。
耳を傾けてくれたら、
少しは役に立てることを
伝えることが出来たかもしれないのに。
その時
気学の先生の仰った言葉が蘇りました。
「気学鑑定を受けようと思った時点で
その人は解決する力を持っている。」
「相談者にはその力があることを
信じて下さい」と。
それなら私の友達は
現実を受け止め、人に相談しようと思うまでは
1人で苦しまなければいけない
と言う事でしょう。
大事な友達
もともとは思いやりのある
頼れる友達なのです。
でも今回の彼女の言動には
気になることもありました。
ただ、求められてもいないことを彼女に告げても
拒絶されるだけで、
かえって彼女を1人にすると思うから
何も言えませんでした。
今度彼女の吉方位を取って
2人でお出かけし、
美味しいランチでも一緒に食べて
お喋りしようと思います。
「良いお店を見つけたのに
私1人じゃ道が分からない!」
と頼れば、
親切な彼女は必ず来てくれると思います。
私も今までたくさんお世話になってきた
大事な友達です。