同居してもへっちゃらな人・・・?

嫁姑問題

今日もこのブログを見てくださって

ありがとうございます。

 

目次

**嫁姑問題

嫁姑問題は多くの既婚者がぶつかる問題。

そのせいで離婚に至った人だっていらっしゃいます。

 

険悪な嫁姑の間で介護が始まったり・・。

 

遠く離れている時は

優しいお姑さんと可愛い嫁だったのに

いざ一緒に住んでみると

やはり摩擦が起こってきたり・・・・。

 

よく聞くお話です。

そこに介護問題がからんでくる。

 

**いつも快活、ポジティブな方

私がまだ若い頃、

とても元気な女性が近所に住んでらっしゃいました。

 

お舅さん、お姑さんと同居ですが

いつも快活、ポジティブな方で

その人の口から

お姑さんの悪口は聞いたことがありません。

 

お姑さんは自分のお嬢様育ちを鼻にかける、

ちょっと話しづらい人でした。

 

近所でも、あの人はお姑さんを決して悪く言わないと評判。

若い私は「偉い人だな」

と思っていました。

 

**悲しそうな声

ある日・・・

私がその人のお家の前をたまたま通りかかったら

その人が玄関のポーチにしゃがみ込んでいるのです。

 

「ボク」という名前のワンちゃんを飼っていて

玄関のポーチで

そのワンちゃんに手を差し出して

悲しそうな声で「ボク」、「ボク」・・・・。

 

ずっと、ずっとワンちゃんの名前を呼ぶだけなのです。

 

**近づくことができなかった

その人は道に背を向けていて

私がそこにいることに気づきません。

 

ボクは一生懸命その人の手を舐めて

尻尾を振っていました。

 

私は 何故か足がすくんでしまって

仲良しのその人に近付くことができなかったのです。

 

そして、

やはり、これは見てはいけないものなんだと思い、

気づかれないようにその場を離れました。

 

**何か哀しいもの

もちろんその時、嫁姑問題で悲しんでいたとは限りません。

でも何か、彼女の中には

寂しい、哀しいものがあったと思います。

 

その後、私は引っ越してしまい、

彼女に会うことはありません。

 

噂ではお舅さんもお姑さんも

亡くなられたとのこと。

 

私は時々、しゃがんだその人の小さい背中を

思いだすことがあります。